手の中の地球 国際宇宙ステーションから見た私たちの星 の商品レビュー

トマ・ペスケ(著者),倉嶋雅人(訳者)

2023/11/19

国際宇宙ステーションに滞在した宇宙飛行士が撮影した地球写真集です。宇宙ステーションは90分で地球一周します。次々に現れる自然の脅威が詰まっています。

相当分厚いので持ち帰りは荷物が少ない時に！

写真は、宇宙から見た地球、宇宙で活動する宇宙船やロボット補給船、宇宙空間で働く宇宙飛行士（足元に地球！）などが紹介されています。掲載順番は、宇宙ステーションの軌道と同じように、朝日から始まり、地球上の各場所を周り、夜の星空で終わっています。

宇宙空間で撮られた写真は前後左右感覚や距離感覚が無いですよね。まっくらな空間に丸っこい宇宙船がぽかんと浮いているなんか不思議。
地球から見る雲と、雲の上から見る雲のち外なんて宇宙行った人でないと感じられませんね。

地理や気象などの自然現象も脅威なのですが、人工物も「よくこんなの造ったな…」と思えます。隣同士の国が緊迫にある地域は、宇宙からも国境がくっきり見えるんだとか、宇宙からでも人間の争いが見えてしまう。

それぞれの写真には、気象現象の解説や、撮影の状況、宇宙船の活動内容が語られています。私はあんまり内容が分からず…、写真を見ただけでしたが、宇宙、機械、気象に興味の有る方にはとても楽しいと思います。

写真もパノラマや長時間露出などの手法が取られているので、ちょっと不思議な感じのものもあります。写真に詳しい方にはかなり面白いものなのかなと。

私は宇宙に行きたい気持ちはまっくない（乗り物酔いが激しい、閉所怖い。深海も絶対行きたくない）のですが、これだけの脅威を見られるならたしかに行ってみたい気持ちにもなりました（でも三半規管弱いからやっぱり行けない）

2023/12/08

●なぜ気になったか
僕の頭の中にある宇宙から見た地球は、大昔に見た全体の姿。宇宙に滞在したらみられる色々な地球の姿で脳内をアップデートしたい

●読了感想
国際宇宙ステーションは地上400kmに存在。進化した写真技術と相まって、俯瞰でなく近づいた地球の姿を見ることができて楽しめた。個々の家々が識別できる高精度な都市写真は、人間の凄さを感じさせて感動的

#手の中の地球
#国際宇宙ステーションから見た私たちの星
#トマ・ペスケ
23/10/3出版

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