幼女戦記(14) の商品レビュー

カルロ・ゼン(著者),篠月しのぶ(イラスト)

2023/10/26

13巻の巻末戦略地図をじっくり見てから読むこと。
デグレチャフ、ゼートゥーア両名の才能が遺憾なく発揮され、それでもどうしようもなく破滅へと向かう帝国。超過勤務を余儀なくされるターニャ。帝政を失ってもハイマートを残すという目標を目指す詐欺師たち。西側と東側で違った記述をされる歴史。
幼女戦記の出版済み書籍の中でもっとも幼女戦記っぽい内容。
ターニャの使い捨て暗号を使った命令により混乱しながらも退却を始める地上軍とかきあつめた1個魔導師団による連絡線遮断および兵站攻撃。
グランツ中尉によりゼートゥーアの元に報告が届くと退去命令を即座に実行せよと伝達。
東部方面軍司令部に対する連邦の斬首戦術をメーベールト大尉、アーレンス大尉、トスバン中尉らの働きにより撃退。
さらにかき集めた2個魔導師団を含め、輸送飛行船を片道使い捨てで飛ばす。
3個魔導師団による3箇所同時空挺攻撃。連邦の第二方面軍司令部、鉄道の結節点で備蓄が集積されたノルク駅、バルク大橋。
最後の航空魔導師による大規模攻撃。
冬季を理由とした撤退。帝国の勝利を演出。次はイルドア方面？ターニャは西部へ転換。