自分が嫌いなまま生きていってもいいですか? の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
自分のことを好きでいなきゃいけないのか、 自分のことを好きじゃないと、他人を大事にすることができないのか。 「自己肯定感向上させていこうぜ!」みたいな世間の雰囲気にどうしても馴染めない、違和感を感じていた私にとっては、 私だけじゃなかったんだ…とホッとさせてくれたような気がしました
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第1章は自分のことが嫌いすぎる著者の表現が大げさに見えて、面白くて、笑いそうになりながら読んだ。でも、第2章はしんどかった。多感な小中学生の時期に、こんな仕打ちを受けたら、そりゃ自虐的にもなるよな、と。 それは、自分にも既視感のある光景だからかもしれない。いじられる側、いじる側、...
第1章は自分のことが嫌いすぎる著者の表現が大げさに見えて、面白くて、笑いそうになりながら読んだ。でも、第2章はしんどかった。多感な小中学生の時期に、こんな仕打ちを受けたら、そりゃ自虐的にもなるよな、と。 それは、自分にも既視感のある光景だからかもしれない。いじられる側、いじる側、それを傍観する側。きっと同世代の人なら、同じ光景をどこかで経験しているはず。 だからこそ、最後の章での著者の宣言、そしてこの本のタイトルが、一筋の光になって、心を軽くしてくれる。 単純に自分を好きになれない人、どうしても自信が持てない人には、途中で投げ出したくなるくらいのしんどい共感が出てくるかもしれないけれど、どうか最後まで読んでほしい。著者がこの本を書いてくれたことに感謝したい。
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