時空旅行者の砂時計 の商品レビュー
タイムトラベルとミステリを組み合わせるとこうなるのか〜!と感心。正直すべてにすっきりしたわけではなかったけれど、タイムトラベルの制約が絡む中でこれ以上うまくまとめることはできないと思った。後半の真相に近づいていくところはやっぱりどきどきして、ごはん食べるのもあとまわしにして一気読...
タイムトラベルとミステリを組み合わせるとこうなるのか〜!と感心。正直すべてにすっきりしたわけではなかったけれど、タイムトラベルの制約が絡む中でこれ以上うまくまとめることはできないと思った。後半の真相に近づいていくところはやっぱりどきどきして、ごはん食べるのもあとまわしにして一気読みしちゃった。登場人物多かったし、建物やタイムトラベルの設定もあったけれど、意外と混乱せずに読めた気がする。読んだことのない種類のミステリでたのしかった。
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評判が良かったので購入。 前半はクローズドサークル感もあって楽しめたんだけど、中盤あたりから失速。あ、それ言うんだ、、と思った後から一気に説明が増えて読む気が薄れてしまった。元々SFが好きではないので余計に辛かった。個人的にこういう超常現象系のミステリーはその力を使った使わなかっ...
評判が良かったので購入。 前半はクローズドサークル感もあって楽しめたんだけど、中盤あたりから失速。あ、それ言うんだ、、と思った後から一気に説明が増えて読む気が薄れてしまった。元々SFが好きではないので余計に辛かった。個人的にこういう超常現象系のミステリーはその力を使った使わなかったの議論からナンセンスだと思ってるので基本的にあたしには合わなかったかな。。 でもラストの数ページはすごい良かった。この部分だけでも読んできた甲斐がある流れでとても感動した。 三部作らしいので、縁があれば他のも読んでみようかと思います。
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評判が良いらしいので買い集めていたシリーズだが3部作まで積読状態になってしまったので、ようやく手に取る SF気味の特殊設定ミステリー 読者への挑戦状も好み 解決編 謎解きのカタルシスは得られなかったが、伏線が丁寧な印象 結末も良し 続けて次作も読むか
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SF×ミステリの傑作。タイムトラベルの厳しい制約を見事にクリアし、論理的に犯人を当てる技巧に感動した。本作のタイムトラベルのルールも興味深く、また犯人の正体も意外性のあるものだった。鮎川哲也賞受賞も納得。
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『竜泉家の呪い』にまつわる特殊設定ミステリー。 タイムトラベル×密室殺人のロジックを、数日かけて味わった。 破綻しないよう緻密に設定も組まれていたおかげで、スッと世界観に入り込めてとても楽しめた作品。読後感も良かった。
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鮎川哲也賞受賞で、 練りにねった作品という前提で やむを得ないのかもしれないが、 登場人物も多く、情報・設定過多で ついていけなかった所が多い。 読みやすいともいえず、 読んでてしんどい感じがあった。 作者は京大ということで、 自身と同じ理解力、同じ熱量で 読者と作品に向き合...
鮎川哲也賞受賞で、 練りにねった作品という前提で やむを得ないのかもしれないが、 登場人物も多く、情報・設定過多で ついていけなかった所が多い。 読みやすいともいえず、 読んでてしんどい感じがあった。 作者は京大ということで、 自身と同じ理解力、同じ熱量で 読者と作品に向き合うわけではない ということをわかって欲しいと言う感想。
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時空旅行者が過去にあった事件の真相を追う、SFミステリ。SF要素(タイムトラベル)とその制約(連続使用不可や周囲3メートルは物がない、時差±数時間など)が事件を複雑にしている。 普通に面白かったけど、部屋と人数とが多くて正直解く気では読めなかった。読者への挑戦状もあったが、その時点では事件の予想はいくつかできても犯人まではわからなかったなぁ。
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すっごく練られててものすごいトリックだったと思います…多分(汗) ですが…本格推理が大好きな割に自分で謎解きすることに全く興味がない私にとって、クローズドサークルとタイムトラベルの要素が入り混じったトリックがややこしすぎて途中からは理解するのを諦めました(笑) 逆に私は読者への挑...
すっごく練られててものすごいトリックだったと思います…多分(汗) ですが…本格推理が大好きな割に自分で謎解きすることに全く興味がない私にとって、クローズドサークルとタイムトラベルの要素が入り混じったトリックがややこしすぎて途中からは理解するのを諦めました(笑) 逆に私は読者への挑戦から後の種明かし以降の章のがよかったです。 実は本格推理とは全く別にタイムトラベルものも好きで、この小説のタイムトラベル要素の部分が好きです(トリックではなくて)。 未来が明るく書き換わっているところ、過去にトラベルしたときに出会えた素敵な人達が名前だけでしたけど登場するところが明るい気持ちになってよかったです。
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※このレビューにはネタバレを含みます
著者のデビュー作。竜泉家の一族シリーズ第一弾。 いわゆる特殊設定ミステリ。 妻の死を回避するため、原因と思われる竜泉家の過去の惨劇を解決しにタイムスリップするもの。 SF的な要素はありつつも、骨格はゴリゴリの本格ミステリで。トリックも、SF要素を使ったのか、使わなかったのか、そこもしっかりと練り込んであって良かった。 多分、これ系は好みが分かれるだろうなと思うけど、個人的には好み。三部作とのことで楽しみ。
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冒頭の屋敷の見取図、家系図がミステリー好きにはワクワクの要素だけれど、それにプラスされたタイムトラベルという特殊設定が推理を困難にしていて、かなり手強い。 タイムトラベルにも条件があり更にややこしくしている。最後に全ての謎解きがされた時にも理解力を要した。 難しいけれど、物語とし...
冒頭の屋敷の見取図、家系図がミステリー好きにはワクワクの要素だけれど、それにプラスされたタイムトラベルという特殊設定が推理を困難にしていて、かなり手強い。 タイムトラベルにも条件があり更にややこしくしている。最後に全ての謎解きがされた時にも理解力を要した。 難しいけれど、物語としても良い結末だったので第2弾の作品も読み進めたい。
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