虫への愛が止まらない の商品レビュー
体験型生物ライターの実体験が豊富に語られているのだから、つまらない筈が無い。特に毒の影響や食感、味覚などの感想は怖いもの知りたさを刺激してくれる。 唯一の不満はボリュームが足りないこと。 次は毒や味に特化し細分化した続巻を望みたい。
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※このレビューにはネタバレを含みます
刺されまくる、蟻、タガメ、サソリ 軍隊アリの連続刺し 凶悪なハブムカデ カヤキリの歯は鋭い 食べる編はややデジャブ感 アオミオカタニシはかわいい サソリで手の冷感と熱感が逆転する セアカゴケグモ、1時間ほどで手の感覚が無くなる、3時間ほどで一旦快復
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キモいの一言で一蹴されがちな昆虫たちの魅力をその身で持って伝えたライブ感ある文章に引きこまれる。表現に富んだレポートで、虫への関心やある種の尊敬の念を感じることができる一冊だ。 ところで、私が昆虫に嫌悪感を感じるのは主に視覚的に確認できる、人間とは違った気味の悪い造形である。また...
キモいの一言で一蹴されがちな昆虫たちの魅力をその身で持って伝えたライブ感ある文章に引きこまれる。表現に富んだレポートで、虫への関心やある種の尊敬の念を感じることができる一冊だ。 ところで、私が昆虫に嫌悪感を感じるのは主に視覚的に確認できる、人間とは違った気味の悪い造形である。また、その見た目に起因して、毒や菌などを持ち得る可能性も彼らを脊髄反射的に避ける一因の一つだ。 だが、本書を拝読したことで、実際に皮膚感覚をもって触れてみることが文中にも登場する「呪い」を払拭することに繋がるのではないかと感じるのだ。外見も、それに伴う特性も全く異なる彼らをまず知る為には、視覚だけではなく、触覚をはじめとした五感を持って触れることが大切なのである。その一歩を踏み出すことで、昆虫が得体の知れない気持ち悪い物からそれぞれに適応した機能を備え、懸命に「生きている」生物として認識を改めることができるのではないだろうか。 何はともあれ、幼少期に感じた新しいものへの純粋なときめきや好奇心を再び思い出させてくれる一冊である。
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毒グモ、ムカデなどの危険な昆虫に自ら刺されて人体実験!その内容が強烈でした。 また、後半の実食編も、美味しいものから不味いものまでとにかく気持ち悪くて、なぜか一気読み。虫愛が溢れている著者に感動しました。
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ハチ・クモ・ムカデの毒で悶絶し、クワガタのハサミで肉を裂き、あらゆる虫を実食する正に体当たりの虫本。いやあ、ここまで凄いとは思いませんでした。電車で読んでいましたが思わず笑ってしまいそうになるくらい面白かったです。受毒し喜ぶ様は正に狂気(褒め言葉)…! 美しい虫や奇異な生態にせ...
ハチ・クモ・ムカデの毒で悶絶し、クワガタのハサミで肉を裂き、あらゆる虫を実食する正に体当たりの虫本。いやあ、ここまで凄いとは思いませんでした。電車で読んでいましたが思わず笑ってしまいそうになるくらい面白かったです。受毒し喜ぶ様は正に狂気(褒め言葉)…! 美しい虫や奇異な生態にせまる虫本は数多くありますが、毒を自ら受けてレビューする本はかつてあったでしょうか。虫本は今年何冊か読んだのですがこの本が今年のベスト虫本になりそうです。
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