ココロノナカノノノ の商品レビュー
寧々ちゃん、納得できない気持ちや嫌な気持ちといったマイナスな感情を、言葉に表せることは、さっぱりはっきりしっかり相手に伝えててて、読んでいて清々しく感じた。中学1年生にしては落ち着いてるのは、心の中に野乃ちゃんがいるからかな。 読みやすい文体で、すっきりまとまってて、この作者さ...
寧々ちゃん、納得できない気持ちや嫌な気持ちといったマイナスな感情を、言葉に表せることは、さっぱりはっきりしっかり相手に伝えててて、読んでいて清々しく感じた。中学1年生にしては落ち着いてるのは、心の中に野乃ちゃんがいるからかな。 読みやすい文体で、すっきりまとまってて、この作者さんは中学生向き。
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5年から。生まれる時に亡くなってしまった寧々の双子の妹野乃。寧々の中には存在していても、現実にはいないその狭間の中、友達や家族それぞれと時と共に進んでいく。 斉藤倫さんのような詩的な絶妙な言葉の選び具合や、生活感が音で表されたり、時の進み方とのこれまでのリンクがとても自然。短いお...
5年から。生まれる時に亡くなってしまった寧々の双子の妹野乃。寧々の中には存在していても、現実にはいないその狭間の中、友達や家族それぞれと時と共に進んでいく。 斉藤倫さんのような詩的な絶妙な言葉の選び具合や、生活感が音で表されたり、時の進み方とのこれまでのリンクがとても自然。短いお話毎に成長を感じられ、寧々のストレートな想いも、モヤモヤさせずに心地よい。
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戸森さんの物語はわりと好き。生まれる前に双子の妹・野乃を亡くした寧音は、中学1年生の今も心の中にいる野乃に話しかけたり、拠り所するなど、特別な存在として思い続けている。寧音の素直さ瑞々しさクールさ、いいなと思う。家族や友達との日々を自分の頭と体と心で生きている。自分は誰にも否定さ...
戸森さんの物語はわりと好き。生まれる前に双子の妹・野乃を亡くした寧音は、中学1年生の今も心の中にいる野乃に話しかけたり、拠り所するなど、特別な存在として思い続けている。寧音の素直さ瑞々しさクールさ、いいなと思う。家族や友達との日々を自分の頭と体と心で生きている。自分は誰にも否定されない。他の人と違ってもなんでも、自分の感性で生きていけばいい。
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児童文学からYAのどちらでもいけそうな小説。 ストーリーとしては大きなものはないのだけど、13歳の心の動きを、とても上手く描いている。詳細に ではなく、ふんわりと、でもよくわかる書き方は、この作家の個性だと思う。 ドロドロの人間関係(マウンティング、ヒエラルキー、嫉妬、裏切り)を...
児童文学からYAのどちらでもいけそうな小説。 ストーリーとしては大きなものはないのだけど、13歳の心の動きを、とても上手く描いている。詳細に ではなく、ふんわりと、でもよくわかる書き方は、この作家の個性だと思う。 ドロドロの人間関係(マウンティング、ヒエラルキー、嫉妬、裏切り)を描いた小説が好きな人には向かないだろうが、人間関係も描き方だなあと思う。 二十歳の、まだ学生だった正夫くんと、七つ年上の奈菜ちゃんが、妊娠して結婚するが、出産のとき双子のうちのひとりを亡くしてしまう。でも三人家族はその喪失を乗り越えて、仲良く暮らしている。ってこの小説の背景を書いたらなかなか劇的だけど、そんな風に感じさせない力がある。 イマジナリーフレンドを持ったり、密かに同性に恋してたりも、自然に描かれているのも良い。 それだけに(連載で書かれた小説に)書き下ろしで付け足された結末は必要だったかな?と思った。 いろんな友情の形、恋愛の形、家族の形があるよねって押し付けずに書いていたのに、結局結婚、妊娠でまとめるのか、と。そこがちょっとガッカリだった。
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優しいような、なんだか不思議な感じ。 繊細な心模様に寄り添って進んでいった。 最後はハッピーエンドで。 あ、そうか、ここがこうなったわけね。 と前に戻ってみたりして、良かった良かった♡ と読み終わった。
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何人兄弟か聞かれて、亡くなった妹をカウントするかしないか。みんなが認識していない存在について、話すか話さないか。自分の中だけでしまっておく気持ち。 全体的に繊細で温かい雰囲気で、主人公のねねに寄り添ってあげたくなる作品でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「飛ぶ教室」の連載はクオリティが高いイメージがあったため読んでみた。非常に今時の感性で描かれてて清々しい物語でとてもよかったです。ただラストはちょっとな、情報提供役として吉田君をそう配置した理由は分かるししたいギミックがあったのも分かるけどやや過剰に感じた。
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中学1年生の寧音には、生まれる前に亡くなった双子の妹がいた。心の中で妹に話かけたり、心の拠り所にしていたが、自分に妹ができるとわかり複雑な気持ちになる。気持ちの変化、不安をリアルに描いていて、共感できる。
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