隋 「流星王朝」の光芒 の商品レビュー
くだけた表現多くて読みやすかった。人名を除く。アクティブな煬帝の描き方が魅力的で、なぜ暴君になったのか、の考察と最後の李世民と逆だったらの「もしも」が楽しかった。あとバラエティ豊かすぎる人があちこちで反乱起こすところ。
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本書では隋の成立から滅亡まで幅広く学ぶことができます。 そして本書の特徴は隋を「漢民族、漢字文化」の歴史観で見るのではなく、そこに多くの異民族の存在が関わっていることを重要視している点にあります。 以前紹介した川勝義雄著『魏晋南北朝』ではまさにこの様々な民族についても知ることができましたが、その知識を得てこの本を読むとさらに興味深く読むことができました。 また、本書後半では暴君として悪名高い煬帝の様々な政策が本当に愚策だったのかを検証していきます。大運河の建設や派手な船団行幸、高句麗遠征などは民を苦しめた悪政だったとされがちですが、本書を読むとまた違った面が見えてきます。思わず「なるほど!」と唸ってしまうようなそんな見解を知ることになります。これは面白いです。 隋の全体像を知る上でもおすすめの参考書です。
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長き分裂の時代に終止符を打ち589年に天下統一した隋。だが文帝楊堅と煬帝の実質二代で唐に滅ぼされる。栄光と没落の実像を描く。
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