隣人を疑うなかれ の商品レビュー
話は面白く、文体もストレスなくどんどん読めるんだけど、読み終わってうーんまあまあ…となるのはやっぱりそこまでするか?というか、現実感がないというか…破綻はないんどけどね…
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面白かったですし、読みやすかったです。 ただ、「やられた感」「騙された感」のようなものはなかったです。 犯人が想像できたからでしょうかね。登場人物たちの人間関係については、「そうだったのか」とは思いましたが。 続きが気になりサクサク読めたので良かったです。
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お気に入りの作家さん。 土屋萌亜(マンガ家)が主人公だとばかり思っていたら、 小崎涼太(事件ライター)が途中から出てきて、 どんどん登場人物が増えていくたび、 誰もかれも、怪しく見え始めた。 姉の晶と刑事の加納が友人だったのは、ちょっと出来過ぎ感があるけれど、構成上必要なんだろ...
お気に入りの作家さん。 土屋萌亜(マンガ家)が主人公だとばかり思っていたら、 小崎涼太(事件ライター)が途中から出てきて、 どんどん登場人物が増えていくたび、 誰もかれも、怪しく見え始めた。 姉の晶と刑事の加納が友人だったのは、ちょっと出来過ぎ感があるけれど、構成上必要なんだろう。 マンションはプライベートが守られているようで、 隣人の情報がわからない怖さがある。 まして、管理人がどんな人なのかも・・・・ 涼太と晶のやり取りが楽しく、殺人事件の恐怖を和らげてくれた。
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ブランチだっかなー?TVで紹介されてて興味を持ったので買いました!普通にエンターテイメントとして楽しい読書時間でした!
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読み始めてからすぐに、これは気になり過ぎてページを捲る手が止まらなくなるだろうと思っていた。 漫画家の土屋が隣りに住むライターの小崎に回覧板を回し印鑑を貰って、隣りのマンションの管理人に届けるというところから始まるのだが… 登場人物の誰が怪しいのだろうと考える間もなく、土屋が…...
読み始めてからすぐに、これは気になり過ぎてページを捲る手が止まらなくなるだろうと思っていた。 漫画家の土屋が隣りに住むライターの小崎に回覧板を回し印鑑を貰って、隣りのマンションの管理人に届けるというところから始まるのだが… 登場人物の誰が怪しいのだろうと考える間もなく、土屋が…。 ただ彼女のつけていたピアスが食品サンプルのお店で買った餃子だというのが、特徴あったから記憶にも残り手掛かりのひとつとなったのかもしれない。 どちらにしても犯人がマンション内にいるはずという… 死体はないし、証拠もないなかどうやって…といったところになんで餃子ピアスがこの場所に?なのである。 そこから過去の事件「スタイリスト」に関連していることが判明し今回の事件もすべて明らかになる。 模倣犯と言えども彼の言葉を聞くことがなかったのは少し物足りなかった。 読みやすいうえに推理しながら進めて楽しめた。 しかし、隣人との付き合いって難しい。 どこまでプライベートを見せられるのか、どこまで出入りを許せるのか…
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後半、ページをめくる手が止まらなかった。思い込みや先入観にとらわれないように、特にミステリーを読む時は構えているがそれでもやられた。子ども=小学生くらいだと思ってしまうよね。30歳でも40歳でも親にとっては子どもなんだよ、当たり前だけど。ぞわぞわきちゃった。 だからこそ前半に呆気なくやられてしまった被害者があまりにも愚かすぎて、前半は読むペースが遅くなってしまった。絶対に怪しかったもん。ここだけが最後までモヤモヤしたが、やっぱりミステリーって面白い!って実感した作品でした。
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フリーライターの小崎涼太が注目している殺人事件の被害者に似た人物を目撃したという隣人が姿を消す。涼太は不審を覚えるが、そのくらいでは警察は取り合ってくれない。そこで、涼太は被害者らしき人物が入っていったというマンションに住む姉・晶とその友人である刑事の妻・彩の協力を得て調べ始める...
フリーライターの小崎涼太が注目している殺人事件の被害者に似た人物を目撃したという隣人が姿を消す。涼太は不審を覚えるが、そのくらいでは警察は取り合ってくれない。そこで、涼太は被害者らしき人物が入っていったというマンションに住む姉・晶とその友人である刑事の妻・彩の協力を得て調べ始める。 みんな疑わしく見える。犯人には割と早い段階で気づけるが、そうきたか。無駄のないストーリー展開でうまい。彩と晶はいいキャラ。冒頭はちょっと……だったが、読後感は悪くない。
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ドラマ「あなたの番です」を思い出すかのようなストーリー。 密室ではないが限られたコミュニティに犯人がいるかもしれない 読みながらも、この人か?あの人か?と疑いながら楽しむことができました。 最初は一向に姿を現さない晶の夫を疑っていました。 彩の演じる力はすごいと思いました。加納夫は、なんて呑気なんだとも。 幸田の息子は確かに小学生だと思ってしまいました!
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読みやすく、あっという間に読み終えました。 誰が犯人なんだろう?と推理しながら読み、犯人が当たったから、より楽しかったのかもしれない。 隣人がニュースで見た殺害された人を向いのマンション近くで見かけた。その話を聞いた数日後、その隣人がいなくなった。被害者を見たからなのか。ライターである主人公(はっきりと誰が主人公なのかわからないけど多分主人公)は向いのマンションに住む姉と捜査を始める。 過去に発生していた類似事件。過去の事件の被害者と似ているマンション住人。いろいろな点で考えると、誰しもが怪しく思えるし、誰もが怪しくないとも思える。 隣人を疑うなかれ。そのタイトルが終わり方にも何となく通じるなぁと思った。すぐ隣にいる人が何を考えているのか、本当のことは意外とわからないもの。マンションの隣に住んでいる人だけではなくて、本当にすぐ隣にいる人すら。 視点が変わったりするものの、何だかごちゃごちゃすることなく読めたのは、登場人物の特徴がしっかり描かれていて、口調からも誰なのかわかりやすかったのもあると思う。とても読みやすかった。
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他県で起こった殺人事件の被害者を目撃したかもしれない。そう語った女性が姿を消した。全く別の場所で起こり、一見共通点も見当たらない殺人事件はもしかしたら連続殺人なのかもしれず、だとしたら犯人は同じマンションの住人なのかもしれない。はっきりした証拠も手掛かりもないまま、疑念ばかりが膨...
他県で起こった殺人事件の被害者を目撃したかもしれない。そう語った女性が姿を消した。全く別の場所で起こり、一見共通点も見当たらない殺人事件はもしかしたら連続殺人なのかもしれず、だとしたら犯人は同じマンションの住人なのかもしれない。はっきりした証拠も手掛かりもないまま、疑念ばかりが膨らむ中で、調査を続ける人たち。誰も彼もが怪しく感じられる中、真相は明らかになるのか。じわじわとしたサスペンス感がとても強烈なミステリです。 近所付き合いが希薄な現代、同じマンションに住む隣人と言えども全くの他人で素性が知れず、だからこそいったん疑うとどんどん怪しく思えてくる……その心情にぞっとさせられます。事件が確実に起こっているのかどうかがはっきりしないのも気持ち悪さの一因で、逆に何かしら痕跡があれば警察を動かせるものの、それもない。もどかしさと恐怖が高まっていく様子がたまりません。 元ヤンの晶と猫かぶりの彩のコンビがなんだか素敵で、ほっこりさせられる部分も多いのですが。しかし彼女たちに好感を抱くほど、危なっかしくてはらはらさせられました。過去の未解決事件の再来ともいえる共通点が明らかになってからはさらに目の離せない展開です。最後の最後まで一気読みでした。
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