分水嶺の謎 峠は海から生まれた の商品レビュー
地質学者が趣向全開で書いた本。 分水嶺から地質の成り立ちを議論している。地質学者が地図やフィールドを見ながら何に気づいて何に興味をもって研究しているかがわかる。 福井を出発して中国山地につらなり、下関門司に至るまでが題材。多少知っているところが出てくると興味深く読める。 一...
地質学者が趣向全開で書いた本。 分水嶺から地質の成り立ちを議論している。地質学者が地図やフィールドを見ながら何に気づいて何に興味をもって研究しているかがわかる。 福井を出発して中国山地につらなり、下関門司に至るまでが題材。多少知っているところが出てくると興味深く読める。 一般向けの本ではあるが、難しいところもあったり、中盤は単調になりがち。 後半は分水界についての著者の考えも。 コラムや最後のブラタモリの裏話は面白い。こちらだけで独立して一冊あっても面白そう。
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YAMAP流域地図を片手に読むと良いかもしれません。 ただ、河川争奪説で説明しておきながら、途中で急に自説を持ち出してケアが足りないのは読者に対して誠実さがないと思った。 https://seisenudoku.seesaa.net/article/502131887.html
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ブラタモリ出演の地質学者、中国地方の分水嶺を辿り地形の由来を考察する。河川争奪が主題と思いきやまさかのどんでん返しが楽しめる。良くある風景も長い歳月と侵食等の作用の結果である。 今後のさらなる研究と次回作に期待。
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シームレス地図の上を著者とともに数日かけてエア旅しながら、いくつかの分水嶺を丁寧に見て考察して行く中で従来の輪廻説などに対して生まれる疑問などを浮かび上がらせる。第二章ではその疑問に対して著者の考えを提示しながら分水嶺の長大な旅を見せてくれる。プレート運動まで遡る繋がりを見せてく...
シームレス地図の上を著者とともに数日かけてエア旅しながら、いくつかの分水嶺を丁寧に見て考察して行く中で従来の輪廻説などに対して生まれる疑問などを浮かび上がらせる。第二章ではその疑問に対して著者の考えを提示しながら分水嶺の長大な旅を見せてくれる。プレート運動まで遡る繋がりを見せてくれる峠の姿に面白さを感じ、本を閉じながら旅を終えた満足を、そして読了してから見る地形が彩度を強めたのを感じている。
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おもしろそう!と思って図書館で借りました。 非常に分かりやすくて、図解が多く、良かったです。 が、出版されたばかりで借り待ちが多く、忙しいこともあり、三分一くらいで断念。あと、地質学は専門外なので難しかった。 次は古本になってから買って読むかも。
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面白かった。 そもそも、谷中分水界も、河川争奪っていうことも知らなかったし、実際歩くのでなく、地図を辿って、中国地方の分水嶺を歩くという企画も斬新だった。 が。 ちょっとうざい。 分水嶺を歩きながら、この地形は本当にそうなんだろうか、なぜだろうか、と疑問を後から後から撒き散ら...
面白かった。 そもそも、谷中分水界も、河川争奪っていうことも知らなかったし、実際歩くのでなく、地図を辿って、中国地方の分水嶺を歩くという企画も斬新だった。 が。 ちょっとうざい。 分水嶺を歩きながら、この地形は本当にそうなんだろうか、なぜだろうか、と疑問を後から後から撒き散らかし、私はそれが真実とは思えない、私の説はこうなのだっていう展開。 日本海溝移動説ってのも初見だったし、本来は目の覚めるような展開であるべきなのが、どっと疲れた。 歩き疲れだろう。 地形が好きな人、旅が好きな人、地図を辿りながらここもそうか、あそこもそうだよねってワクワクするのはいいんだが、それにこの「説」の展開を持っていくもんだから。個々具体的なパノラマは新鮮でも、説の根拠の説明としては、拗すぎると感じる。 半分以下で済むんじゃない、この量。
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読み終わったとは言えません。難しかった。起承転結のある小説と違って始めから終わりまで延々と淡々と進めていくのに疲れました。正直何かの研究者にならなくてよかった(笑)。 住んでいる中国地方が海から隆起してできたことは知っていたけど地形ってほんとにミステリーですね。
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