浜村渚の計算ノート(10さつめ) の商品レビュー
本シリーズは「9さつめ」以降、新たな数学の知識が得られるようになり、ますます楽しみだ。本巻も古代中国の九章算術や、インドのラマヌジャンのことを知ることができた。ただ、九章算術は紙面の都合だろうか、計算の過程を詳しく説明できなかったみたい。また、ベクトルを勉強した記憶はあるが、虚数...
本シリーズは「9さつめ」以降、新たな数学の知識が得られるようになり、ますます楽しみだ。本巻も古代中国の九章算術や、インドのラマヌジャンのことを知ることができた。ただ、九章算術は紙面の都合だろうか、計算の過程を詳しく説明できなかったみたい。また、ベクトルを勉強した記憶はあるが、虚数iの他に2乗すると-1になるj、kを創出したハミルトンの四元数は知らなかった。「電卓が愛を語る話」は黒い三角定規の事件ではなかったが、渚の優しさが最後にあふれ出す短編で良かった。
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【収録作品】log.10.九章めの真実/log 100.矢印を抱いて眠れ/log 1000.電卓が愛を語る話/log 10000.ナマギリにきいてみろ/エピローグ/おまけ カプレカー定数 数学者にまつわるエピソードが印象的。ただ、出てくる数式自体はちんぷんかんぷんで、苦笑。
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シリーズ10巻目は四年ぶり。 いつの間にか終わっていたとかないよな?と思ってた。 今刊は ・古中国算術 ・ベクトル ・天才ラマヌジャンの数式 となっております。 まだ続くけれども、次がまた4年後ってことは。。。
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- ネタバレ
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待ちに待った4年ぶりのシリーズ新刊、、、!!! 青柳先生の本は片っ端から読んでいるので、4年の間にどれだけ書いていたか知ってはいるものの、この数学が好きな普通の中学生が待ち遠しくてたまらなかった 久しぶりに浸る浜村渚ワールド この本を読んでる間だけ、数学と友達になれる気がするから好きだ メモとペンを用意しながら読み進めていくのもとても楽しい 今作はとうとう『天才』が出てくる回が収録されているがラマヌジャンの世界観(インドの様相)をVRで処理するのは良いと思うが、満を持してのラマヌジャンの数式が2つ前のエピソードのベクトルの時の解決方法のような使われ方だったらさらに好きだったなあ この本に多大なる影響を受けたので、ど文系だったのに理系に進み、今は統計ソフトと睨めっこする日々を送っているけれど、純粋に数学に触れたのは久しぶりな気がする
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