雨の中で踊れ の商品レビュー
12人の作家が 描いている 1冊である。 私は、1/3人程しか、知らない。 最初の 佐藤愛子氏の「悧口なイブ」は、読んだことがある。 ああ、昔の佐藤愛子氏は、こんなSFぽいのを 執筆していたのを 思い出した。 コロナ禍を題材にしたものも多い。 一穂みち氏の「ロマンス」フードデリ...
12人の作家が 描いている 1冊である。 私は、1/3人程しか、知らない。 最初の 佐藤愛子氏の「悧口なイブ」は、読んだことがある。 ああ、昔の佐藤愛子氏は、こんなSFぽいのを 執筆していたのを 思い出した。 コロナ禍を題材にしたものも多い。 一穂みち氏の「ロマンス」フードデリバリーを頼むのだが、配達員の異常な想いに 恐怖感を覚えるが、毎度、デリバリーを 頼む主婦の 異常さも 危うさを 感じる作品である。 SF的な話、一角獣の世話をする少女の話、ワープで、地球と宇宙の時間の差でのディスコミュニケーション、鮫の話などなど…… ちょっと、理解不能的な話も多かったけど、この一冊、930円+税は、お得な感じがした。(笑)
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【収録作品】 「悧口なイブ」 佐藤愛子 「雨の中で踊る」 森絵都 「ロマンス☆」 一穂ミチ 「おかえり福猫」 まさきとしか 「楽園の泉の上で」 高野史緒 「走れ茜色」 君嶋彼方 「一角獣の背に乗って」 佐原ひかり 「どうせ殺すなら、歌が終わってからにして」 須藤古都離 「妹の夫」 斜線堂有紀 「同好のSHE」 荒木あかね 「陸橋の向こう側」 逸木裕(森田みどりシリーズ) 「ビーチで海にかじられて」 一條次郎 2022年に文芸誌などに発表された短篇からのセレクト。「雨の中で踊る」「ロマンス☆」コロナ禍であぶり出された不満の行く先が描かれる。 「走れ茜色」は高校生の話で青春を感じる。 「一角獣の…」「同好のSHE」はキャラがいい。 「どうせ殺すなら…」は社会派で、切ない。この世界がSFでもファンタジーでも無いことがつらい。 「妹の夫」はミステリとして面白い。
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空港の売店で買いましたが、どこかへ行きたい気持ちに寄り添ってくれる話が多くて、旅のおともに読む本として特にオススメでした。君嶋彼方さん、佐原ひかりさん、須藤古都里さん、斜線堂有紀さんの短編が特に好きでした。
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旅のお供として。「現代の短篇小説ベストセレクション2023」ということで、12篇も入ってるアンソロジー。一つ見開きで終わるのもあったけど。普段はミステリーのアンソロジーをよく読むけど、これはそういうくくりではないので、初読みの作家さんも多かった。基本的にほとんど面白かったけど、斜線堂有起「妹の夫」は最後涙が出た。宇宙とワープってことでこれもSFに分類されるのか?でもこれは荒城とドニの友情の物語だ。あるいは職業倫理の。感動。あと荒木あかね「同行のSHE」もちょっとステレオタイプではあるけど面白かった。さすが『此の世の果ての殺人』の作者。あと逸木裕「陸橋の向こう側」は流行りのどんでん返しな感じ。おなじみのサカキ・エージェンシーのみどりが主人公。これは単行本化されたらまた読むだろう。佐原ひかり「一角獣の背に乗って」も初読みの作家さんだったけど面白かった。一角獣を捕まえるアルバイトの件はほんと反吐が出る感じだった。くそおやじ達め、って感じ。
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初読み作家さんも含めどれも面白かった。佐藤愛子さんて同姓同名の方かと思ったらあの佐藤愛子さんだった。発表が2023年であって、書かれたのは昭和。
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知ってる作家さんもはじめての作家さんもいたけど傑作ぞろいで読みやすかった。短く面白く言いたいことまとめられるのかっこいい〜
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全ての短編が面白かった。ジャンルもバラバラで読み応えがあった。 『ビーチで海に齧られて』 グロテスクでファンシーな世界観が、テンポの良い青年の若い語り口で進んでいく、不思議で怖い。 自然の積極さや大きさに比して、語り手の小さく受け身な姿勢に、自然への人間の無力さを感じてしまった。 『走れ茜色』 ジュブナイル恋愛小説で友情小説で、とても好きだった。 『一角獣の背に乗って』が好きだった。 明らかなセックスワークのメタファーが満載だった。 怒りと反抗、逃避の小説。とても好き。好き嫌いで消費してはならないが。
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君嶋彼方「走れ茜色」 が好きでした 初めて短篇集を買ったけれど、休日出かけるポッケに 忍ばせて、待ち時間で1篇読めちゃったりするから、 お得感ありますね。
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日本文藝家協会編『雨の中で踊れ 現代の短編小説 ベストセレクション2023』文春文庫。 日本文藝家協会が2022年に文芸誌などに発表された短編小説から12編をセレクトしたアンソロジー。『ベストセレクション』を標榜する割りには心を掴まれる短編は1編も無かった。強いて言えば森絵都『...
日本文藝家協会編『雨の中で踊れ 現代の短編小説 ベストセレクション2023』文春文庫。 日本文藝家協会が2022年に文芸誌などに発表された短編小説から12編をセレクトしたアンソロジー。『ベストセレクション』を標榜する割りには心を掴まれる短編は1編も無かった。強いて言えば森絵都『雨の中で踊る』が良かったくらいだろうか。 佐藤愛子、森絵都、一穂ミチ、まさきとしか、高野史緒くらいまでは読めるが、君嶋彼方から後の短編は酷いものだ。 佐藤愛子『悧口なイブ』。含蓄のある短編。最初の短編ということで、軽いジャブから始まったようだ。ある国の政治科学研究所で、電子計算機と向き合う毎日を送る定年間近の男は電子計算機に『イブ』という名を付け、会話を楽しむ。★★★ 森絵都『雨の中で踊る』。タイトルはヴィヴィアン・グリーンの言葉から。脇目も振らずに仕事をしているうちに家庭の中に居所を失った夫。まさに現代の日本という設定だ。コロナ禍で自宅でリモートワークをする妻と10日間のリフレッシュ休暇を取得した夫。妻は自宅に居る夫が邪魔で、フットマッサージへ行くことを勧める。夫は海パンを履いてフットマッサージに向ううちに海に行きたくなる。★★★★ 一穂ミチ『ロマンス☆』。コロナ禍、フードデリバリー、LINEと現代の日常の出来事を切り取ったような短編。簡単に恋が出来て、簡単に失恋する現代。街で見掛けたフードデリバリーサービスの男子に恋心を抱いた若妻。★★★ まさきとしか『おかえり福猫』。44歳のおひとり様女性と猫の話。それにしても生き難い時代になったものだ。★★★ 高野史緒『楽園の泉の上で』。未来版の『蜘蛛の糸』という感じのショートショート。一種のSF。★★★ 君嶋彼方『走れ茜色』。LGBTQをテーマにした学園物。なんだかなぁ。★★ 佐原ひかり『一角獣の背に乗って』。一角獣に蹴り殺された叔母の復讐を誓う主人公。荒唐無稽な話。★★ 須藤古都離『どうせ殺すなら、歌が終わってからにして』。ソマリアが舞台の話。アル・シャバブに拉致された恋人との再会。★★★ 斜線堂有紀『妹の夫』。またもSF。宇宙に届いた妻が殺害される映像。余りにも捏ねくり回し過ぎのようだ。★★ 荒木あかね『同好のSHE』。高速バスの中で起きたトラブル。★★ 逸木裕『陸橋の向こう側』。女性探偵が主人公のサスペンス。短編の中に詰め込み過ぎかな。★★★ 一條次郎『ビーチで海にかじられて』。サメ退治にシャーク長老と読む気が失せた。★★ 本体価格930円 ★★★
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【今をときめく作家たちの、キレの良い短篇を一冊に】日本文藝家協会が選ぶ短篇傑作選。AI、リモート、宇宙探索、家族の不和、孤独死、LGBTQなど現代のテーマに人気作家が挑む。
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