1,800円以上の注文で送料無料

けものみちのにわ の商品レビュー

3.5

5件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/11/14

小学生の女の子、風花は不思議なお話をしてくれるおじいちゃんが大好きだ。おじいちゃんが住む家のすぐそばには、けものみちと呼ばれる不思議な道があって…。 風花とおじいちゃんの一年間が、月ごとに描かれていく。それは不思議で少し怖くて、でも優しい物語。この世ならざる者との関りは、色々な...

小学生の女の子、風花は不思議なお話をしてくれるおじいちゃんが大好きだ。おじいちゃんが住む家のすぐそばには、けものみちと呼ばれる不思議な道があって…。 風花とおじいちゃんの一年間が、月ごとに描かれていく。それは不思議で少し怖くて、でも優しい物語。この世ならざる者との関りは、色々な感情を想起させてくれる。 子ども向けだけど、大人が読んでもとっても素敵な物語でした。

Posted byブクログ

2024/10/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ちょうど良い怖さ、というか、まあ、結構ゾッとするところもあるけど、全体的に暖かさがあっていい。 ちょっと、いきなり最後の展開が強引な気がしたけど、楽しく読んだ。

Posted byブクログ

2024/06/16

5年生の風花と、おじいさんと、自然の中の不思議な存在の話。 うまく説明できないけど、ホラーや怪談ではなく、もっと人に近いところにある存在で、風花とおじいさんはその存在を感じられる力があるみたい。 なぜか水木しげるを思い出したわー。

Posted byブクログ

2023/12/04

小学5年になる春に風花は何度も同じ夢を見る。 それは、知らないところで知らない道に立っていて、向こうが見えないくらい、花びらが降っているという夢を。 その話をおじいちゃんだけは、おもしろそうに聞いてくれた。 そのおじいちゃんが、町から離れた山のふもとに家を建てて暮らす。 風花は、...

小学5年になる春に風花は何度も同じ夢を見る。 それは、知らないところで知らない道に立っていて、向こうが見えないくらい、花びらが降っているという夢を。 その話をおじいちゃんだけは、おもしろそうに聞いてくれた。 そのおじいちゃんが、町から離れた山のふもとに家を建てて暮らす。 風花は、おじいちゃんの家に行くのが好きで、おじいちゃんの話を聞くことも好きで…。 毎月のように遊びに行っては、けものみちと呼ばれる不思議な道で、出会うのは…。 一年を通して毎月、おじいちゃんの家で感じるものは何だろうか。 出会うのは…また会えるのか… 不思議な気持ちになる。 三月 箱畑[はこばたけ] 四月 桜風[さくらかぜ] 五月 斑烏[まだらがらす] 六月 雨歌[あまうた] 七月 祈り石[いのりいし] 八月 菜獣[さいじゅう] 九月 灯の花[ともしびのはな] 十月 星柿[ほしがき] 十一月 陽の雫[ひのしずく] 十二月 月の虹[つきのにじ] 一月 氷闇[こおりやみ] 二月 雪鳥[ゆきどり]

Posted byブクログ

2023/10/15

失礼ながら・・・ 予想に反して良かった。 げみ氏のイラストも、雰囲気によく合っていて・・・ 小学校5年生の風花のおじいちゃんは、 山奥の「けものみち」のすぐ近くにある家で一人住まいを始めた。 それは不思議な道で、おばあちゃんなんて怖がって同居を拒否したほど。 でも、風花は、大好...

失礼ながら・・・ 予想に反して良かった。 げみ氏のイラストも、雰囲気によく合っていて・・・ 小学校5年生の風花のおじいちゃんは、 山奥の「けものみち」のすぐ近くにある家で一人住まいを始めた。 それは不思議な道で、おばあちゃんなんて怖がって同居を拒否したほど。 でも、風花は、大好きなおじいちゃんの家だからと、泊まりに行き・・・ 毎月、次々に起きる不思議。 と同時に、過去のいきさつと、風花の現在が織り込まれていて 胸を打つ。 児童書だけれど、オトナが読んでも、胸がチクチクしたり、ドキドキしたり。 ラストの過去との関わりが明らかになる場面は秀逸。

Posted byブクログ