どんぐり の商品レビュー
字がないの。 白黒の背景にどんぐりや生き物だけが色付いている。 それがわっと目に飛び込んできて、すごいの。 ただただ見入っちゃう。 最初のどんぐりが落ちてくるところなんて、映画のワンシーンのよう。 凄い。 いい映画を一本見終えたような読後感。 絵だけでここまで語るとは。 2,00...
字がないの。 白黒の背景にどんぐりや生き物だけが色付いている。 それがわっと目に飛び込んできて、すごいの。 ただただ見入っちゃう。 最初のどんぐりが落ちてくるところなんて、映画のワンシーンのよう。 凄い。 いい映画を一本見終えたような読後感。 絵だけでここまで語るとは。 2,000冊目のレビューがこの本というのもなかなか良いなぁ。
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まず目に飛び込んできたのは、繊細なタッチの壮大な森の世界。 どんぐりたちは地上に飛び出す。 どんぐり、ひとつひとつの命を感じる。 その命が動物たちの命をつなぐ。 すべての命をもつものが連鎖している。 みんな、自分たちの生き方を全うしている。 文字はいっさいないけれど、...
まず目に飛び込んできたのは、繊細なタッチの壮大な森の世界。 どんぐりたちは地上に飛び出す。 どんぐり、ひとつひとつの命を感じる。 その命が動物たちの命をつなぐ。 すべての命をもつものが連鎖している。 みんな、自分たちの生き方を全うしている。 文字はいっさいないけれど、たくさんの感動をもらえる絵本だ。
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図書館本。次女に借りた本を長女も読む。森の中のどんぐりの成長する様子。森のざわめきが聞こえてくるような線画が美しいです。
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この絵本は葉っぱの色や木はとても細かな鉛筆画で葉脈が丁寧に描かれている。 文字のない絵本だが、繰り返しめくって見たくなる絵本である。 空に浮かぶ雲の動きも感じられ、木もさわさわと音をたてているよう。 木と木の間からぱらぱらと落ちてきてるのは、どんぐりで、よく見ると葉っぱだけではな...
この絵本は葉っぱの色や木はとても細かな鉛筆画で葉脈が丁寧に描かれている。 文字のない絵本だが、繰り返しめくって見たくなる絵本である。 空に浮かぶ雲の動きも感じられ、木もさわさわと音をたてているよう。 木と木の間からぱらぱらと落ちてきてるのは、どんぐりで、よく見ると葉っぱだけではなく、実や花も… りすや鳥の姿も… 少し色づきだした葉先には虫たちが… 自然の中で連鎖しながら生きている姿を優しくたっぷりと感じられた。
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表紙の、鉛筆で描かれた精密な枝葉の中で鮮やかに色付いた、どんぐりの存在感に驚かされるが、本編の美しさはまだまだこんなものではないことを、私は思い知ることになる。 たてのひろし(舘野鴻)さんといえば、その弟子にあたる、なかの真実さんの描いた絵本『ねことことり』の美しさが今で...
表紙の、鉛筆で描かれた精密な枝葉の中で鮮やかに色付いた、どんぐりの存在感に驚かされるが、本編の美しさはまだまだこんなものではないことを、私は思い知ることになる。 たてのひろし(舘野鴻)さんといえば、その弟子にあたる、なかの真実さんの描いた絵本『ねことことり』の美しさが今でも印象に残っているが、本書を読むとその繋がりにも納得の、たてのさんの絵の事細かくどこまでも精巧な絵から感じさせる生命への愛とも思えるものには目を見張るものがあった。 最初は安野光雅さんの『もりのえほん』を彷彿とさせるような、カラーとモノクロの違いはあるものの、森の持つそのままの美しさを徹底的に追求したような印象であったが、安野さんは遊び心も含ませた懐の深さを感じさせる中、たてのさんはリアリスティックな視点で、そこにはどんぐりの一年間を通して知る、自然の営みの持つ、美しさや厳しさ、儚さを改めて私に教えてくれた。 思わず見上げてしまうような、高いところからどんぐりは地に向かって落ちてくる、そんな描写をたてのさんは、空が殆ど見えない程に細かく埋め尽くされたモノクロの木々の質感を伴った美しさに圧倒されつつも、そこに空中停止したような、まさに降下中の色付いたどんぐりたちの命の存在感の際立つ様が、より印象に残る。 地に落ちたどんぐりは、様々な動物たちにとって必要とされ、彼らも色の付いた美しき存在として絵の中に加わることによって、一気に華やかな世界となる一方で、モノクロの存在感もより引き立たせる効果を感じられ、それはミヤマカケスがどんぐりを咥え上昇する折に激しく傾き飛んでいく花の描写や、はらはらと舞い落ちてくる枯葉の物悲しい様は、その見開きで色付いているのがどんぐりと赤い実だけであることが、そうした気持ちをより駆り立てるのだということがよく分かる。 しかし、その一方で、どんぐりが様々な動物たちの生命を繋ぐことは分かったものの、当のどんぐり自身の命はどうなるのだろうといった気持ちが芽生え、それを見越してたくさん生み落とすのであろうが、本書を見ているとその確率は僅かなもので、実の状態で食べられ、その後に発芽した葉っぱも食べられてと、ついにはモノクロだけの世界に舞い戻ってしまい、その絵には現実の厳しさがあまりにも色濃く漂っていて、私の心を強く締め付ける。 それでも、その後の展開に於いて、序盤の下から見上げる視点の森の絵へと一周してきた、その空の色が今度は青く彩られていることにほのかな希望を感じられて、その答えは次の見開きでしっかりと目の当たりにすることができた、そうした生命の鼓動は文字がいっさい無い絵本だけに、却って、強く訴えかけるものがありながら、自然界に於けるどんぐりの一生について考えさせられることも多く、これからの季節、ふと地面に落ちているどんぐりを見ては、その印象が大きく変わるであろうことが、本書を読み最も良かったと思えたことなのかもしれない。
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9歳1ヶ月の娘 6歳1ヶ月の息子に読み聞かせ 文字のない絵本 自分たちで物語を考えながら。 緻密な絵がすごい こんな絵が描けたらすごいねーと
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ページをめくるごとに時間が経過していく。落ちたどんぐりの成長記録。絵に臨場感があり、いつまでも記憶に残る本
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息子9歳1ヶ月 息子が喜びそうな本を、母が選んで図書館から借りてきています。時々息子リクエストの本も。読み聞かせほとんどしなくなりました。母はサミシイ。 読んだ◯ 好反応◯ 何度も読む(お気に入り) ◯ 「また借りてきて!」「続き読みたい!」 その他
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絵に惚れて作者読みしてる一冊 細密な表現 生きるものの表現 とても見えてるものに近く けど温かみがあって 作者の心が透けて見える
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一言でいうと生命の気配を感じる絵本! こちらは文字のない絵本です。 五感を研ぎ澄まして感じて欲しい! 言葉がなくても、季節を越えて、植物や生物達の営みが、葉擦れの音や土の匂いまでもが、すべてが感じられる! 本屋さんで一目惚れをした今年の秋の絵本です。 . どんぐりが梢から落ちて...
一言でいうと生命の気配を感じる絵本! こちらは文字のない絵本です。 五感を研ぎ澄まして感じて欲しい! 言葉がなくても、季節を越えて、植物や生物達の営みが、葉擦れの音や土の匂いまでもが、すべてが感じられる! 本屋さんで一目惚れをした今年の秋の絵本です。 . どんぐりが梢から落ちてくる。 どんぐりは生きようとしている。 けれど、ほとんどは死んでいく。 誰かの命は誰かの糧になっている。 森はそのようにできている。 たてのひろし氏が季節を越えて生命の気配を描く1冊、モノクロと鮮やかな色彩の対比もすばらしく、生きようとする命が、他の命の糧になり、ここに描かれる森の生命のやりとりにも圧倒され、絵と自然の営みの力強さが心に突き刺さります。 . どんぐりを拾いながらそんなこと考えてみて〜、きっと小さなどんぐりが愛おしくてたまらない! . #どんぐり https://amzn.to/3rsY0aj #たてのひろし 作 #小峰書店
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