ユリイカ 詩と批評(2023年9月号) の商品レビュー
ユリイカは重い。ヤマシタトモコさんは知的にエンターテイメントと社会問題を織り交ぜて物語を構成する印象がある。時として刺さる場合もあれば、悪意に胸焼けを起こすこともある。だけど、不思議と読まなきゃよかったと思うことは少ないし、一方的な被害者は存在しないと思わされることもある。表裏一...
ユリイカは重い。ヤマシタトモコさんは知的にエンターテイメントと社会問題を織り交ぜて物語を構成する印象がある。時として刺さる場合もあれば、悪意に胸焼けを起こすこともある。だけど、不思議と読まなきゃよかったと思うことは少ないし、一方的な被害者は存在しないと思わされることもある。表裏一体をこんなにも物語に落とし込めるものかと。ただ、あまりその人となりには興味がないし、興味をもたないほうが自分のためという感想を抱いた。
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