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100分de名著 シャーロック・ホームズ スペシャル(2023年9月) の商品レビュー

4.1

7件のお客様レビュー

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2024/03/26

作品が書かれた時代背景やミステリーというジャンルについての解説が面白かった。それぞれのテーマが短く纏められていて読みやすい。

Posted byブクログ

2023/12/23

廣野さんによるドイル、ホームズ論。いわゆるシャーロック・ホームズ論というより、文学的側面に光を当てて読み解く。 シャーロック・ホームズが他の推理小説と異なる点は、常識的な倫理観を表に出さないところで、犯人だからといって警察に突き出すようなことはしないところ。ホームズ独自の倫理観に...

廣野さんによるドイル、ホームズ論。いわゆるシャーロック・ホームズ論というより、文学的側面に光を当てて読み解く。 シャーロック・ホームズが他の推理小説と異なる点は、常識的な倫理観を表に出さないところで、犯人だからといって警察に突き出すようなことはしないところ。ホームズ独自の倫理観に基づいている。また、女性に対する見方も極めてフェアで19世紀とは思えない扱い方をしている。 他にも色々と可能性に満ちたテキストであって、そのような意味で何度も読み返す価値のある文学たり得ているのだろう。

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2023/10/28

シャーロックホームズに会ったのは小学3年生、買った本がたまたま「赤い文字の秘密」(緋色の研究)。ホームズが出てくる最初の話。それから図書室で全集読んで、大学生の時に新潮文庫で全部揃えて。 他の人が書いたホームズに関する本もいろいろ読んで。NHKでやってた海外ドラマも見て。ハマって...

シャーロックホームズに会ったのは小学3年生、買った本がたまたま「赤い文字の秘密」(緋色の研究)。ホームズが出てくる最初の話。それから図書室で全集読んで、大学生の時に新潮文庫で全部揃えて。 他の人が書いたホームズに関する本もいろいろ読んで。NHKでやってた海外ドラマも見て。ハマってました。 今改めて、この考察を読み背景を知ると、また違う視点が面白い。「名探偵の誕生」「事件の表層と真相」「ホームズと女性」「人間性の闇と光」、番組でもやってたけど、読むだけでもおもしろい。読み返したくなったなあ…長編4に短編56、読みたいけど時間が(^^;;

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2023/10/05

「シャーロック・ホームズスペシャル」廣野由美子著、NHK出版、2023.09.01 113p ¥600 C9497 (2023.10.05読了)(2023.08.29購入) シャーロック・ホームズのシリーズは、講談社青い鳥文庫や偕成社文庫などを主にしてほぼ読んだと思ってます。大...

「シャーロック・ホームズスペシャル」廣野由美子著、NHK出版、2023.09.01 113p ¥600 C9497 (2023.10.05読了)(2023.08.29購入) シャーロック・ホームズのシリーズは、講談社青い鳥文庫や偕成社文庫などを主にしてほぼ読んだと思ってます。大人向けで読みなおした方がいいのでしょうかね。時間があれば読んでみましょうかね。 【目次】 【はじめに】世界一有名な探偵、シャーロック・ホームズ 第1回 名探偵の誕生 『緋色の研究』「グロリア・スコット号」 第2回 事件の表層と真相 「赤毛組合」「唇のねじれた男」「背中のまがった男」 第3回 ホームズと女性 「ボヘミアの醜聞」「サセックスの吸血鬼」「第二のシミ」 第4回 人間性の闇と光 「ボール箱」「ボスコム谷の謎」 ☆関連図書(既読) 「シャーロック・ホームズの冒険」コナン・ドイル著・延原謙訳、新潮文庫、1953.03.31 「回想のシャーロック・ホームズ」コナン・ドイル著・阿部知二訳、創元推理文庫、1960.08.19 「恐怖の谷」コナン・ドイル著・内田庶訳、偕成社、1985.04. 「四つの署名」コナン・ドイル著・各務三郎訳、偕成社文庫、1998.05. 「バスカビル家の犬」コナン・ドイル著・各務三郎訳、偕成社文庫、1998.06. 「名探偵ホームズ 赤毛組合」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、1996.05.15 「名探偵ホームズ まだらのひも」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、1996.12.15 「名探偵ホームズ 消えた花むこ」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、1997.05.15 「名探偵ホームズ 緋色の研究」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、1997.12.15 「名探偵ホームズ ぶな屋敷のなぞ」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、1998.06.15 「名探偵ホームズ 囚人船の秘密」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、1999.06.15 「名探偵ホームズ 最後の事件」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、2000.07.15 「名探偵ホームズ 三年後の生還」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、2001.02.26 「名探偵ホームズ ピーター船長の死」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、2001.09.15 「名探偵ホームズ 消えたラグビー選手」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、2002.04.15 「名探偵ホームズ 悪魔の足」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、2003.07.15 「名探偵ホームズ サセックスの吸血鬼」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、2004.02.15 「名探偵ホームズ 最後のあいさつ」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、2004.10.15 「メアリ・シェリー『フランケンシュタイン』」廣野由美子著、NHK出版、2015.02.01 「ジェイン・オースティン『高慢と偏見』」廣野由美子著、NHK出版、2017.07.01 (アマゾンより) 世界一の名探偵は、いかに生まれたのか? 英国の作家コナン・ドイルが生み出した一人の探偵は、世界中にフォロワーを生み出す「最強」の探偵となった。 「緋色の研究」「グロリア・スコット号」「赤毛組合」「ボヘミアの醜聞」など数々のホームズ作品を通して、人間性の闇と光を考えるとともに、探偵小説がもつ文学的な意味を探究する。

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2023/10/04

実はシャーロックホームズの本はやドラマ一度も見たことがありませんでした。この番組で取り上げられ、テレビでも再放送のドラマがあっていたので見たのですがとてもとても面白い。ただのミステリーではなく、100分deの番組で詳しくせつめいしていただけたので。人間の深層部分に深く切り込んだも...

実はシャーロックホームズの本はやドラマ一度も見たことがありませんでした。この番組で取り上げられ、テレビでも再放送のドラマがあっていたので見たのですがとてもとても面白い。ただのミステリーではなく、100分deの番組で詳しくせつめいしていただけたので。人間の深層部分に深く切り込んだものだということがわかり、ファンになりました。 よいきっかけをいただきました。

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2023/10/14

Eテレでやってたのを録画して 1, 名探偵の誕生 緋色の研究 雑誌向けに1話読切へ 2,事件の表層と真相 赤毛組合 唇のねじれた男 貧困層、格差、犯罪増加により犯罪小説への関心の高まり 3, ホームズと女性 女性を取り巻く状況の変化 ボヘミアの醜聞 サセックスの吸血鬼 4...

Eテレでやってたのを録画して 1, 名探偵の誕生 緋色の研究 雑誌向けに1話読切へ 2,事件の表層と真相 赤毛組合 唇のねじれた男 貧困層、格差、犯罪増加により犯罪小説への関心の高まり 3, ホームズと女性 女性を取り巻く状況の変化 ボヘミアの醜聞 サセックスの吸血鬼 4, 人間性の光と闇 ボール箱 ボスコム谷の謎

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2023/09/07

歴代最強の名探偵に鮮やかな推理を可能とさせているものは何か――。 ■第1回 名探偵の誕生  殺人は人生に混じった緋色の糸……なのだが、  「正義の殺人」をどう描くべきか。 ■第2回 事件の表層と真相  「赤毛組合」「唇のねじれた男」等、  ロンドンの街角で起きた小さな事件や、...

歴代最強の名探偵に鮮やかな推理を可能とさせているものは何か――。 ■第1回 名探偵の誕生  殺人は人生に混じった緋色の糸……なのだが、  「正義の殺人」をどう描くべきか。 ■第2回 事件の表層と真相  「赤毛組合」「唇のねじれた男」等、  ロンドンの街角で起きた小さな事件や、  実は犯罪ですらなかったケースについて。  日常という表層の下に巣食う悪意や  19世紀末ロンドンの風景の緻密な描写を背景とした、  人間の二面性や二重生活がもたらした悲劇、  あるいは過去の恋愛と裏切りの情景などが綴られ、  そこに浮かぶ人間ならではの盲点や  錯覚を利用した物語が醸し出す独特の後味が、  ホームズ・シリーズを含む英国ミステリの特徴の一つ。 ■第3回 ホームズと女性  ホームズ・シリーズにおける女性像の読解。  作者ドイルはホームズ・シリーズを通して  「事件を通じて露わになる女性の姿」を  様々な角度から描いたが、  一個の人間としての女性に関心を抱き、  その実像をニュートラルに捉えるための装置として  恋愛に陥らない設定のホームズを利用したのでは  なかったろうか……。 ■第4回 人間性の闇と光  人間の〈悪〉を白日の下に晒し、  罪を理路整然と暴けるようになったが故に、  探偵小説とは人間の弱点や人間性の暗部を探究するに  格好の文学ジャンルとなった。  探偵小説は民主主義国家にしか生まれ得ず、  平和時でなければ栄えないジャンルである。  何故なら人が大勢死ぬ筋書きになっているから。  ホームズ・シリーズが人気を博し、  同時期に現実に起きた〈切り裂きジャック事件〉が  耳目を集めたのは、ヴィクトリア朝が  人々に“ゆとり”をもたらしていたことの証。 ※後日、番組第4回まで鑑賞後、  ブログにまとめ記事を綴る予定。  https://fukagawa-natsumi.hatenablog.com/

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