菊水兵談 の商品レビュー
「う〜ん」唸ってしまう。ミステリーにおいて大好きな大作家だけに自分なりに期待してしまっていた。しかし、世相や流行また社会情勢等を踏まえて小説も人気が出る時代があるのだろうと改めて思う!表紙を見るかぎり歴史上の重要な人物が名を連ね続編も出ているので興味深く読み始める、読み進めていく...
「う〜ん」唸ってしまう。ミステリーにおいて大好きな大作家だけに自分なりに期待してしまっていた。しかし、世相や流行また社会情勢等を踏まえて小説も人気が出る時代があるのだろうと改めて思う!表紙を見るかぎり歴史上の重要な人物が名を連ね続編も出ているので興味深く読み始める、読み進めていくとどうしても違和感が増えてくる、要素としては「大河ドラマ」と「桃太郎侍や銭形平次」、「怪人二十面相と明智小五郎」それぞれの要素があり正直中途半端という印象が強い、歴史背景を掘り下げるでも無いが吉田松陰や桂小五郎、坂本龍馬に西郷隆盛有名な人物の名は出てくるが、出てくるだけの印象。会話においても江戸言葉の様で、急に二十面相と明智小五郎との昭和初期の探偵小説の様な会話に変わり一貫性に欠ける!時代劇ホームドラマとして受け取ると違和感は少ないのか?と感じた。自分としてはやっぱり残念だった。
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横溝正史の作品ということは、ミステリー仕立てと思いきや、王道の娯楽時代小説ではないか!滅法強い主人公に、すばしっこい子分(?)、美女が絡んで、冒険を繰り広げる、という荒唐無稽な物語!かな、と思って読んでいたら、途中から、真面な幕末物になっていた。終わり方が中途半端だから、まだ続き...
横溝正史の作品ということは、ミステリー仕立てと思いきや、王道の娯楽時代小説ではないか!滅法強い主人公に、すばしっこい子分(?)、美女が絡んで、冒険を繰り広げる、という荒唐無稽な物語!かな、と思って読んでいたら、途中から、真面な幕末物になっていた。終わり方が中途半端だから、まだ続きがあるのだろう?主人公の正体も明らかになっていないのだから、これで終わったら、消化不良だ。
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