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契り橋 あきない世傳 金と銀 特別巻(上) の商品レビュー

4.4

90件のお客様レビュー

  1. 5つ

    46

  2. 4つ

    30

  3. 3つ

    9

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2024/05/09

あきない世傳金と銀 特別巻の上 風を抱く 波村の仁左衛門たちに「店主の器にあらず」と断罪され、五鈴屋も「惣次」の名も捨て、銀3貫を持って、なんの伝手もない江戸へ出て、新六と言う名前で出直した惣次が、如何にして井筒屋三代目保晴となったのかを描く。 はた結び 五鈴屋江戸本店の支配...

あきない世傳金と銀 特別巻の上 風を抱く 波村の仁左衛門たちに「店主の器にあらず」と断罪され、五鈴屋も「惣次」の名も捨て、銀3貫を持って、なんの伝手もない江戸へ出て、新六と言う名前で出直した惣次が、如何にして井筒屋三代目保晴となったのかを描く。 はた結び 五鈴屋江戸本店の支配人である、生真面目な佐助の今は亡き想い人の妹との新たな縁を描く。 百代の過客 喜寿を迎え、老いを自覚するお竹は、自身の進退について悩んでいた。 契り橋 五鈴屋店主九代目徳兵衛を継ぐことになっている、賢輔。 あの人と、初めて出会ったのが、七つ。 それから、三十三年間の長きに亘る、秘めた想いを描く。 五鈴屋に居た頃は、商いの事しか目に入らず、暖かさを、微塵も感じなかった惣次。 「何となく、人間味が出てきたなあ」と感じていたが、なるほど、養父と嫁に、大きな良き心を与えられていんだ。 あの幼かった、賢輔が、な・な・なんと、不惑。 この物語とも、随分長い付き合いになるんだなあ。

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2024/05/07

全13巻を読み終え、惣次はどういう経緯で江戸で井筒屋3代目保晴になったのか。気になっていたが、第1話で明らかになる。惣次らしさ満載で読み応えがあった。 女衆のお梅は67歳になり、お竹は76歳に…月日が随分と経ったんだなぁと改めて思った。76歳のお竹が江戸から大坂へ帰ろうかと考える...

全13巻を読み終え、惣次はどういう経緯で江戸で井筒屋3代目保晴になったのか。気になっていたが、第1話で明らかになる。惣次らしさ満載で読み応えがあった。 女衆のお梅は67歳になり、お竹は76歳に…月日が随分と経ったんだなぁと改めて思った。76歳のお竹が江戸から大坂へ帰ろうかと考えるところは「その歳で凄っ!笑」って思ってしまったが。 まだまだ、幸や結、賢輔のその後も気になる。下巻が楽しみ。読み出すと止まらないので、次で終わりかと思うと寂しいなぁ。

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2024/04/27

色々ハッピーエンドを残していきました、という巻。 惣次の過去編が良かった。 彼なりに考えて気付いた流れがよく伝わった。 賢輔は40歳になってたとは! とても驚いた。 2024.4.27 63

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2024/04/27

シリーズのスピンオフ作品。 登場人物の一人一人が鮮明に描かれる深い作品。 イキイキとその悩みや葛藤が描かれて思わず感涙する場面も。

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2024/04/14

なんか、今ひとつ。皆幸せになるのは良いけど、ちょっと、節操がない気もしてくる。皆が皆、誰かと結ばれてハッピーですというのが、なんか、恋愛至上主義、両想い最高という価値観の感じがする。本編での、禍福は糾える縄の如し、という主題の中で儘ならぬ流れの中で、諦めず進むことで大海へと漕ぎ出...

なんか、今ひとつ。皆幸せになるのは良いけど、ちょっと、節操がない気もしてくる。皆が皆、誰かと結ばれてハッピーですというのが、なんか、恋愛至上主義、両想い最高という価値観の感じがする。本編での、禍福は糾える縄の如し、という主題の中で儘ならぬ流れの中で、諦めず進むことで大海へと漕ぎ出していったという感動が薄れる。 ま、そんなうまく行くことばかりゃないのが現実で、物語の中だからということなのかも知れぬが。。。 私にとってはちょっと残念なエピローグ。

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2024/04/11
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あきない世傳金と銀特別巻上 懐かしの物語のスペシャル放送的な後伝 惣次ダケの話かとおもったら短編で主役 が転々と変わりながら五鈴屋の行く末を 見守るぞっと

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2024/04/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

五鈴屋に関わる人々の、主に男女の縁に関わるお話。 惣次…人の心あったんやな…。 やっと大事に思えた奥さんと舅の二人を亡くしてしまってた惣次の今後が気にかかる。まあ、13巻は奥さん亡くしてからだいぶたったあとの話みたいだったけど。 佐助の話は、さよさんの話をする時は私ももらい泣きしてしまったけど、おちかちゃんの心射止める決め手になったんやろか?親子ほど年離れてるしな…とちょっと疑問だった。 お竹さんの話は、77歳になるお竹さんに徒歩での帰阪を勧めるとかマジか!と思った。私だったら絶対に無理…てか働き過ぎちゃうの?と、思った。まぁお竹さんもその道を選んだので、ええんか?と思ったけど。 五鈴屋さん、すっかり高齢化してしまって…。

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2024/03/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「あきない世傳」番外編の上巻。最初に惣ぼんこと井筒屋三代目の回想録から始まる。支配人の佐助の話、お竹の話、そして賢輔と幸の話。それぞれに、あ〜良かったなあとしみじみ思ったけど、えっ幸、大阪に戻るんやとびっくり。今の時代やったら、遠距離婚もありやのになあ、と少々残念。

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2024/03/27

人と人の縁は思いもせぬ形で切れてしまうが、強い絆で結びつく縁もある。ようやく実る縁は江戸で花開くか大阪か?

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2024/03/26

あきない世殿金と銀を最終巻を読み応えて久しいけど、主人公である幸の周囲の人達にフオ―カスされた内容となっており、本編を思い出しながら読んだ為か物語全体に深みが増したように感じた。4話で構成された内容になっているがどれも読み応えは十分、商売の厳しさの中に溢れる人の優しさと思いやりに...

あきない世殿金と銀を最終巻を読み応えて久しいけど、主人公である幸の周囲の人達にフオ―カスされた内容となっており、本編を思い出しながら読んだ為か物語全体に深みが増したように感じた。4話で構成された内容になっているがどれも読み応えは十分、商売の厳しさの中に溢れる人の優しさと思いやりに心が洗われるような気がした。第4巻でタイトルにある金と銀の意味がようやく分かった。

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