健康で文化的な最低限度の生活(12) の商品レビュー
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「例え支援者の必要性があったとしても、彼と支援者の目的、、、ゴールが一致しなければどうにもなりません。誰か一人の力でどうにかできることでは、、、」というフレーズに支援の限界を感じた。 なんとか一緒にゴールが設定できるようにしていく努力が必要だと思うけれど、その努力は個人に委ねられている面も否めない。。
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路上生活者の中には、精神障害や発達障害、知的障害の疑いを持つ者…さらには、障害者手帳取得の可能性を持ちながら未診断の者…がかなりの数存在することがわかっている。
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貧困ビジネス編が完結!角間さんの障害が軽度ではなく中度なのはショックだった。でも、あるんだろうな、こういうこと… そして新章は災害。これも近年では有り得ない話とは思えない。
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待望の12巻は貧困ビジネス編から災害編へ。…大型台風接近。暴風、記録的大雨。堤防決壊。川の氾濫。東京東部のゼロメートル地帯。浸水。避難所は人が溢れる。家に取り残された方もいる。役所は総出で対応。ボートでしか移動できない。障害を持つ生活保護受給者。ケースワーカーも無力。助けられぬ。何かやれることはないのか?…災害大国日本。インフラ整備、被災者支援制度の整備。まだまだやれることは多々ある。それを阻む"緊縮信仰"。過ちを認めたがらない政治家、経済学者、無知な"有識者"たち。失われた30年。日本に次巻はあるのか?
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#104 分配の偏り。福祉の変化。手帳交付の水際作戦か? #106 炊き出しでの会話。確実にあると思われる自殺者への言及はなしですか #107 廃道マニア #108 しゃべりはあっても、会話がない。後に知るのですけど、新展開へのプロローグだった #109 肝心なときに、役に立たない防災行政無線。 #112 荒川上流で決壊(たぶん、堤防か?) 埼玉県だと、ここ何年もスーパー堤防の工事をやってますけど。 ああ、すごい大ネタがはじまったなと
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義経えみるの勧めで療育手帳を取得することができ、再出発した角間。 諦めない粘り強さに感服する。 貧困ビジネス編の完結。 台風接近の為、避難する人が続出するなか家から出れない、身動きすることができない人も…。 災害が起こって見えてくる現実。 どうなるのか、新章へ
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貧困ビジネス編がとりあえず最終巻を迎えた。 ふつうは貧困ビジネスから被害者を救い出したことで、ドラマや映画ではそれで終わりになる。けど、ケースワーカーの仕事は、そこから未だあるのである。「知的障害」の手帳を取得すれば、就労支援は義務ではなくなる、とは知らなかった。ただ、59歳か...
貧困ビジネス編がとりあえず最終巻を迎えた。 ふつうは貧困ビジネスから被害者を救い出したことで、ドラマや映画ではそれで終わりになる。けど、ケースワーカーの仕事は、そこから未だあるのである。「知的障害」の手帳を取得すれば、就労支援は義務ではなくなる、とは知らなかった。ただ、59歳からの取得はハードルは高い。角間さんの場合は、青森の児童養護施設の所長さんが幸いにも彼のことをよく覚えていた。当時は「知的障害」の認定をしない方が就職しやすいということで手帳を取らなかったらしい。7-8歳の知能で、今まで1人で犯罪にも手を染めず生きてきたことが判明する。角間さんはやっと人生をやり直す鳥羽口に立つ。「路上生活者の中には、精神障害や発達障害の疑いを持つ者、更には障害者手帳取得の可能性を持ちながら未診断の者がかなりの数存在する」(25p)らしい。私も、その疑いのある者を知っている。彼は最後は病室で亡くなったけど、彼の一生は果たして幸せだったのだろうか? このシリーズは必ず買うようにしている。最終ページに虫眼鏡を持って来ないと読めないくらいの、取材した全国のケースワーカー、NPO法人、社会福祉法人、その他様々な団体の「個人」への「謝辞」が記されていた。その真摯さに、そこから産み出される漫画に、いつも感動する。今回から「大水害」編に移ったため、多分作者は、真備の2018年大水害の取材に来ている。岡山旭東病院、まび記念病院、真備地域生活支援センター、真備支え合いセンター、真備連絡会、玉島協同病院などの文字も見つけた。つまりちゃんと「生の声」を聴いている。 非常に大きな台風が、東京を直撃する。低気圧が海水を上に引っ張る。満潮時と重なった時には高潮になる。そうすると、海抜0メートル地帯は忽ちかなり広範囲に「水没する」(今まで東京がこうならなかったのが不思議なくらい)。漫画では、とりあえず今のところは一階は水没していた。次巻、荒川が決壊するらしい。「日常が水没し、隠れていた『現実』が露わに。これは絶望の夜明けか、それともー」と帯にある。次巻まで、また一年待たなくてはならない。
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新型コロナをしっかり話に組み込んでいる作品で首都水没が始まると心がザワザワする。きちんと備えなければ…。
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