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よくわかる高校歴史総合問題集 の商品レビュー

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2023/06/22

「歴史総合」というのは、高校の社会の科目で、2022年4月の新しい学習要領に基づいて実施されている科目らしい。高校の地理歴史科に必履修科目として「歴史総合」と「地理総合」という科目が置かれた。「歴史総合」は、18世紀以降の世界と日本の歴史を総合的に扱う科目である。 現代社会を理解...

「歴史総合」というのは、高校の社会の科目で、2022年4月の新しい学習要領に基づいて実施されている科目らしい。高校の地理歴史科に必履修科目として「歴史総合」と「地理総合」という科目が置かれた。「歴史総合」は、18世紀以降の世界と日本の歴史を総合的に扱う科目である。 現代社会を理解するには、現代社会がどのような経緯を経て成立してきたのかを知ることが必須であるが、近現代の日本と世界の歴史を総合的に学ぶことにより、現代社会の成り立ちを理解するために設けられた科目と理解した。 もう相当昔のことになるが、私が高校生の頃にはこのような科目はなかった。私は受験で世界史を選択していたので、世界史は受験勉強の一環としても学んだが、近現代の部分は、大学入試にあまりとりあげられることもなかったために、授業でも、受験勉強でも、流す傾向があったように記憶している。 だから、このような科目が必須科目として設けられたのは良いことではないかと思う。 どの教科書・問題集も同じなのかどうかは知らないが、この問題集では、記述のはじまりを、16世紀に置いている。ヨーロッパで主権国家が成立し始め、また、ヨーロッパ人が海外に進出する「大航海時代」により、世界の一体化がはじまった時期として捉えているためであろう。 高校の教科書・問題集を目にしたのは、高校生以来、数十年ぶりのことであったが、それなりに面白かった。

Posted byブクログ