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天離り果つる国(下) の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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2024/08/12

こういうたぐいの時代小説というのか歴史小説は、あまり読まないのですが、数年前に訪れた白川郷が、火薬の製造には欠かせない地域だ言うことを知り、それに関連した物語だたので、興味津々で読みました。 上下巻で、かなり内容も濃いものなので、読むのが大変でしたが、物語としては、とても面白かっ...

こういうたぐいの時代小説というのか歴史小説は、あまり読まないのですが、数年前に訪れた白川郷が、火薬の製造には欠かせない地域だ言うことを知り、それに関連した物語だたので、興味津々で読みました。 上下巻で、かなり内容も濃いものなので、読むのが大変でしたが、物語としては、とても面白かったです。

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2024/07/28

どういうエンディングになるのかが途中から気になって仕方なかった。とても美しい終わり方だと感じました。

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2024/02/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

後半戦。山あり谷ありの歴史ドラマは、終始読み手の興味を逸らせない。佐々成政の信長没後の動向とか、主題と離れる部分でもいろいろと楽しめた。表舞台からは去ったけど、その実、望んだ生を手に入れる終盤も秀逸。たしか、氏の手になる”風魔”も、最後はこんな感じだったような。

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2024/01/10

歴史上実在した白川郷、帰雲城を舞台にしての戦国エンターテイメント小説。 津田七龍太、紗雪の二人は、戦国時代の乱世を爽やかに生き抜いていく。実在しない二人が主人公ではあるが、実在しないだけに、ある意味自由気ままに動き回る。実に面白い、こうきたか、という展開が続いていく。

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2024/01/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

安土桃山時代の山体崩壊による内ヶ島家と帰雲城の壊滅をベースに書かれたアドベンチャー小説。 あまり時代小説の舞台には出てこない歴史を背景にしただけに、虚構の世界がうまく描かれている。 時代背景は違うが、著者の「ふたり道三」に似た勧懲小説で、役どころも怪物的な悪役やダークヒロインの暗躍などよく似た構成で安定した面白さ。 長編だが小説の冒頭から没入できて一気読みだった。

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2023/11/08

非常に面白い。戦国物としては出色の作品だと思う。 何よりおらちゃ姫、七龍太など人物が生き生きと描かれていて、空想の人物と実際の人物が歴史上の出来事を踏まえ淀みなく矛盾なく描かれている。作者の力量がずば抜けているからできることだ。見事な作品だ。

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2023/11/01

解説にもある通り、史実に虚構を交える描き方が絶妙である作品と思った。読んでいて、アニメを見ている感じだった。

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2023/10/29

七龍太と紗雪が異母兄妹ではないかと聞き、紗雪との婚礼を躊躇う七龍太。そこに織田信長の下命で紗雪を佐々成政の側室とする話が舞い込む。白川の独立、二人の恋の行方など内容の詰まった下巻。衝撃のラスト。

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2023/10/16

 前評判通り、非常に良い作品だった。解説にある通り、現実と虚実が見事に交錯した、これぞ歴史小説という作品だった。  前半、愛する2人が実は兄弟かもしれないという展開で終わり、このまま陳腐な展開で終わるのかという不安もよそに、佐々からの脱獄、秀吉との全面衝突に向かう。ここでも弱者が...

 前評判通り、非常に良い作品だった。解説にある通り、現実と虚実が見事に交錯した、これぞ歴史小説という作品だった。  前半、愛する2人が実は兄弟かもしれないという展開で終わり、このまま陳腐な展開で終わるのかという不安もよそに、佐々からの脱獄、秀吉との全面衝突に向かう。ここでも弱者が強者に抗うありがちな展開(私は大好きだが)かと思わせておいて、終盤更なる悲劇と、にも関わらず全てが回収されカタルシスの下りるラストに大満足させられた。  上巻でも感じたが、七龍太のキャラクター造成が素晴らしい。文武両道で人柄が良いという完全無比のキャラは、現代小説や日常系の小説においては現実味がなく感情移入できない傾向にあるが、本作のような戦乱の世においては、誰もが望む平和への希求者の体現として、非常に爽快に感じられる。  七龍太や紗雪はもちろん、和田松右衛門(わだまつ)や内ケ嶋3家老といった脇役でさえも魅力的に見せるのは凄い。わだまつが辛うじて助かったのは本当に嬉しかった。

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2023/10/07

 飛騨の「幻の城」を秀吉の魔の手から守るため、竹中半兵衛の愛弟子、津田七龍太が姫とともに立ち向かう戦国ロマン。  上下巻合わせて1000ページを超える大作ですが、一気に読み終えてしまいました。  まさに、戦国ロマンと呼ぶにふさわしい、戦国時代の歴史の醍醐味と若者たちの熱い思い...

 飛騨の「幻の城」を秀吉の魔の手から守るため、竹中半兵衛の愛弟子、津田七龍太が姫とともに立ち向かう戦国ロマン。  上下巻合わせて1000ページを超える大作ですが、一気に読み終えてしまいました。  まさに、戦国ロマンと呼ぶにふさわしい、戦国時代の歴史の醍醐味と若者たちの熱い思いや恋が描かれ、この物語の世界にどっぷり浸かることができました。  豊臣と徳川の駆け引きに巻き込まれ、翻弄されてしまう飛騨を救うために立ち向かう姿がなんともかっこよく、また目が離せないほどの緊張感も味わうことができました。  結末も非常にさわやかで、気持ちの良い読後感でした。  歴史の裏にはたくさんの物語がきっとあるのでしょう、私もその一部なのかもしれません。

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