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EC 物流改善メソッド の商品レビュー

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2023/10/29
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EC物流改善メソッド 2023 2023年8月2日 第1刷発行 株式会社三協の代表取締役社長の山田孝治氏による著作。 著者は1958年生まれ。神戸大学工学部卒。 三井ホームに入社後、1982年 株式会社三協に入社。 1999年 株式会社三協代表取締役社長に就任。 従来の物流倉庫のスタイルを一掃し、社内にシステム室、デザイン室を開設。 総合物流の効率化を図ると共に、 ネットショップ物流に特化したSANKYO-ECを立ち上げるなど、 30年間現場一筋。 これまで品質不良で取引が終わった顧客が一社もない事が自慢。 株式会社 三協 創立 昭和43年 (1968年) 資本金 1000万円 従業員数210名  物流技術管理士 2名 ・ システムエンジニア 3名 以前同じ著者の出した誤出荷ゼロ 自社倉庫管理術(2019)が非常に良かったので期待してすぐ購入した。しかし、本書は昨今の物流を取り巻く事情やいかに三協のWMSやエンジニアが優れているかを示すにとどまっていて、前作のような物流倉庫で働く人が何にどのように気を付けて仕事をしていけば良いのかは殆ど書かれていないと言わざるを得ない。 まあ、三協のCM本、宣伝本でしかない。 (もちろん、それは三協にとっては一番大切なことなのだろうが・・・) 少なくとも前作のように他の会社が研修用の教科書に活用できるのかというと違うと思う。 結局、三協のWMSシステムSANTAを導入するしかないの?ストレージプランナーを活用するしかないの?って感じ。 たまに新聞の折込チラシにあった三協の倉庫見学会案内チラシの新書版であるとしか本書は評価できない。 関西地域で奈良県の最低賃金が安いことに目をつけ三協の倉庫をつくるなどその辺はなるほどとは思うが・・ ただそれも経営陣の判断による所で、物流センターの現場で働く人間にとってすぐ活用できそうな知恵は本書の中では少ない。 前作の誤出荷ゼロ 自社倉庫管理術(2019)を何度も繰り返し読み、定期的に読み返すということをした方が有意義である。 印象に残った点 私の会社は1968年に三洋電機の下請け会社として設立され、社名も三洋電機の協力会社であることを略して三協としてスタートしたのです。 倉庫担当の仕事は一生懸命やればそこそこの結果になると思います。しかし本当に必要なのはひたむきさと熱意だけでなく、創意工夫の意識です。どうしたらもっとうまくいくのかを考え抜き、現状の業務フローを何度も見直すことが大事なのです。 極端に言えば、まったくの素人の自分の親や配偶者でも簡単に覚えることができるような、誰でも実践できるオペレーションになっていることが大事なのです。 倉庫の「新しい」「古い」は消費者には関係ない話です。 一見すると良さそうな最新のシステムを導入した巨大倉庫はコストが高くついており、ひっそりとたたずむ古い倉庫が利益を生み出している。このような不思議が物流業界の常識なのです。 差し当たってAmazonFlexの置き配が始まって以来、運送費についても価格破壊が起こっています。そのため同じ運送会社に依頼した場合でも、地域により運送費は変わってきます。例えば同じ運送会社でも地域本部のあるエリアでは、価格交渉をしてもそう簡単には応じてくれません。ところがその会社の別の営業所に頼んでみると、驚くぐらいの価格で請け負ってくれるケースもあります。 2023/10/29(日)記述

Posted byブクログ