J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ の商品レビュー
このシリーズは「人気は高いが全貌が掴みにくい、比較的長い、知っていてもさらに掘り下げ甲斐がある、いつか極めたいと思われている」などに該当する曲を選んでいるのだそう。 どちらかといえばこのシリーズの対象は聴く人だろう。 私はアマチュア演奏家だが、いわゆるクラオタでもあるので本書の...
このシリーズは「人気は高いが全貌が掴みにくい、比較的長い、知っていてもさらに掘り下げ甲斐がある、いつか極めたいと思われている」などに該当する曲を選んでいるのだそう。 どちらかといえばこのシリーズの対象は聴く人だろう。 私はアマチュア演奏家だが、いわゆるクラオタでもあるので本書の内容について新規性はほとんど感じなかったのだが、それでも演奏史と名盤は改めて参考になった。 何気に参考文献も文中に出てくるので深掘りもしやすい。 欲を言えば各曲の解説をもう少し詳しくして欲しい。 残念ながら、この程度では極めたとは言えない。 他人の演奏を聞かない奏者、ただ弾くだけの音楽系な学生とか、弾くからには少なくとも本書の内容程度は知っておくべきだろう。知ってるかな? 第1章 魅力と楽しみ方 第2章 楽曲について 1 盛期バロック音楽までの音楽史、バッハ以前の無伴奏ヴァイオリン音楽 2 楽曲の成立事情 3 全体構成とソナタ、パルティータ 4 バロック時代のダンスと《無伴奏》の舞曲 5 全六曲の解説 第3章 1 演奏史 2 名盤30選
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