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京都府警あやかし課の事件簿(8) の商品レビュー

4.6

5件のお客様レビュー

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2024/09/03

シリーズ第八弾。 「京都信奉会」との天上決戦からおよそ一か月過ぎ。 大は竹男から〈喫茶ちとせ〉の店長候補にならないかという打診を受けます。 一方、大への想いを伝える決心をした塔太郎は、同じく大に想いを寄せる総代との“約束”に、けじめをつけることに・・。 「京都信奉会」との戦い...

シリーズ第八弾。 「京都信奉会」との天上決戦からおよそ一か月過ぎ。 大は竹男から〈喫茶ちとせ〉の店長候補にならないかという打診を受けます。 一方、大への想いを伝える決心をした塔太郎は、同じく大に想いを寄せる総代との“約束”に、けじめをつけることに・・。 「京都信奉会」との戦いが一旦小休止となって、あやかし課に日常が戻ってきた感じの本巻。 とはいえ、「清水焼」の陶芸体験先の工房で思わぬ“あやかし”騒動に巻き込まれたり(第一話「今熊野と夢追い人達」)、“実地訓練”として、辰巳大明神様を筆頭とする“人外ドリームチーム”と、新京極界隈で“鬼ごっこ”をする羽目になったり(第二話「新京極の鬼ごっこ」)と、何やかやで忙しい大達です。 ところで“鬼ごっこ”では、普段ソフトな物腰の玉木さんの知られざる一面というか、“怒らせたらアカン人”という事が判明しましたね~。 ・・ま、それらはよいとして(?)、本書の“軸”は何といっても、大、塔太郎、総代の“恋模様”でございます。 大への想いをしっかり自覚し“決心”を固めた塔太郎が、大に対して好意をあからさまにアピールするようになって、その様は読んでいてついニヤニヤしちゃいました。 ただ、総代くんの方も“最後のあがき”じゃないですが、大と陶芸体験に行ったり、東京の家族に“恋人(偽ですが)”として紹介する名目で大と東京に行くことに・・(第三話「東の都と西想う君」) 傍から見れば、“これって東京観光デートやん”と思わせる大&総代の様子だったのですが、やっかいな“あやかし”に大が目をつけられて、思わぬ剣吞な展開になってさあ大変! 今まで“あやかし”って京都ならでは、と思って読んできましたが東京にもいましたよ・・しかも結構強力なのが。 で、東京にもちゃんと「警視庁・怪異課」という“人外対策”の課があったのですね~。 さて、大ピンチに陥った大と総代を塔太郎(with栗山さん)が京都から(!)駆け付けて速攻で撃退してくれた場面は“さすが、あやかし課のエース!”と、そのカッコ良さに惚れ惚れしました。 ・・と、後半ヒヤヒヤさせられましたが、それを乗り越えてのラストがもう・・・ついにお互いへのあふれんばかりの想いを伝えあう、大と塔太郎の相思相愛っぷりに、感無量の私です。 総代くんもいいヤツなんですけどね・・個人的には、いつか彼が東京に戻って、総代くんメインで『警視庁怪異課24時(仮)』みたいな別シリーズを読んでみたいのですが、如何でしょう? そんな訳で、ラブラブハッピーエンドな本巻でしたが、どうもこの巻で“第一部完結”らしいですね。 「京都信奉会」との最終決着がまだついていないということもあり、“第二部始動”を楽しみにしております~。

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2023/12/05

大ちゃんもその周りにいる人たちも凄いな。 あらゆるものを貪欲に吸収して成長の糧にしてる。 マリーちゃんに呼び掛けてる竹男さん面白い。 笑ってる場合じゃないけど面白い。 ルール無用の鬼ごっこで目覚めさせてはいけない人を目覚めさせてしまった。深津さん二号。

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2023/09/25
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※このレビューにはネタバレを含みます

甘々なお話でした。両片思いがやっと解消されてよかった。まだ親子対決は終わってないから、続編出るよね?ずっと続いて欲しいシリーズです。

Posted byブクログ

2023/08/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前回、大きな戦いがあったせいもあって、今回は命がけになるような戦闘シーンはなく安心して読める……と思いきや、何やらはちゃめちゃな鬼ごっこがあったり、捕り物があったりと相変わらず賑やかだし不穏だしという。 最後の戦闘なんかは、強くなったゆえにピンチになる展開もあったし(操られるとね……) また、大ちゃんには次期店長への打診もあり、次の展開に向けたシーンも登場。 ただ何より一番気がかりであり、今回のメインであろう出来事は、帯にもある通りの大ちゃん、塔太郎、総代くんによる三角関係の決着だろう。 いやもう結末は分かっているので(何しろ両片思い状態、表紙を見ても分かる通り他者の入り込む余地は全くない)馬に蹴られる立場になってしまった彼がどうするのか、それを見届ける形になった。 最終的には辛い立場確定の彼だが、それまでは寧ろ彼の方が有利な展開だったので(東京デートに親への紹介と行動力が凄い)結末が予想できていても「大丈夫か?」とヒーロー側を心配するほど。 そういう意味では戦闘シーンよりハラハラして読んだかもしれない。 結局彼が選んだのは、彼女に悟らせないまま身を引くというもの。 「友人」としての立場を貫き通した。 これは相当覚悟がないとできないことだったと思う。 彼の想いは本物であったから。 昇華には時間がかかるかもしれないけれども勇退として拍手で彼の恋の終わりを称えたいなと思った。 そして最後は二人の想いを確認し合うシーンで締め。 いやあ、読んでいるこちらがこっ恥ずかしくなるほど熱烈で、思わず一度本を閉じるほど。 いやあ、眩しい、眩しすぎた。 何にせよ、おめでとうお二人さん。 その二人の絆は、きっとこの先の戦闘にも活きてくると信じて。

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2023/08/18

もう、もう、冒頭の塔太郎&総代の件からして最高だった。 2人とも、なんっていい男なんだろう。 こんな2人に想われる大ちゃんって羨ましすぎるぞー。 大ちゃん、店長になるのかー。素敵、素敵。 京都市街地での鬼ごっこ、いいねぇ。 玉木の繰り出した技が最高w あれは、誰も勝てないってw ...

もう、もう、冒頭の塔太郎&総代の件からして最高だった。 2人とも、なんっていい男なんだろう。 こんな2人に想われる大ちゃんって羨ましすぎるぞー。 大ちゃん、店長になるのかー。素敵、素敵。 京都市街地での鬼ごっこ、いいねぇ。 玉木の繰り出した技が最高w あれは、誰も勝てないってw 総代と大の東京行きからの流れもきゃーーーーっだった。 総代の家族も素敵だったし、満身創痍の戦闘からのヒーロー登場! 元気の出るシリーズ、続きが今から楽しみでならない。

Posted byブクログ