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息吹 の商品レビュー

4.3

43件のお客様レビュー

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    20

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2025/12/06

シンプルなアイデアでも、それの「カタリ」方が、僕を掴んで離さない。翻訳者はもちろん、作者の技巧をひしひしと感じる。 どこを読んでも鮮烈な素晴らしい短編集。

Posted byブクログ

2025/11/23

表題の息吹 SFの要素と将来くるかもしれない未来を感じさせる作品 どんなに永遠の命を得たつもりでいても いつか必ず終わりが来る 偽りのない事実、偽りのない気持ち 自分の行動が全て記録される事は事実を知る事ではあるが私は嫌悪感を感じた

Posted byブクログ

2025/10/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

重厚なsfとページ数の多さに読むのを尻込みしていたが、最初の「商人と錬金術師の門」が面白くてその後一気に読み進めた。 けど面白かったのはそれだけで、あとはハマらなかった。科学の知識が豊富なだけあって意外な知識も得られたけど、後半の短編になるにつれて、小説より解説書とかで出した方がいいんじゃないの?となった。 あと文化圏の違いだからか、理解も共感もできなかった価値観や表現が多々あった。主よ、とか。自分は主に選ばれた人間、とか。それは度し難かった。 あとカウンセラーの質問とかあったけどいやカウンセラーそんな質問しないし、なんでカウンセラーがクライエントが出してない言葉を出して決めつけてるんや……とか、なんやその二者択一の質問となぜなぜの質問の多さは……詭弁にならんかそれ……と後半に連れてツッコミが多くなって、そこは単純につまらないと思った。

Posted byブクログ

2025/10/18

骨太SFだった。。。 かなり読書筋が必要だけど、唯一無二の読後感があり、何食べたらこんな設定を思いつくのかと感じるほど斬新なテーマが多かった。全体を通して透明でキレイなSFでした!

Posted byブクログ

2025/10/09

テッド・チャンにようやくチャレンジでき、無事に読了。SFはあまり得意な分野ではなく、作品を理解しながら読めるか不安だったが「商人と錬金術師の門」の世界観に惹き込まれてからは一気に最後まで駆け抜けた。過去も未来も変えられない、ほんの少しよく知ることができるだけ。このメッセージ性がす...

テッド・チャンにようやくチャレンジでき、無事に読了。SFはあまり得意な分野ではなく、作品を理解しながら読めるか不安だったが「商人と錬金術師の門」の世界観に惹き込まれてからは一気に最後まで駆け抜けた。過去も未来も変えられない、ほんの少しよく知ることができるだけ。このメッセージ性がすごく心に残っている。理解できないところは確かにあったけれど、想像力を掻き立てられ、自由意志とは何かについて考えさせられた。当代随一のSF作家と呼ばれる所以がよくわかった気がする。この濃厚な作品についてとことん語り合いたくなる。

Posted byブクログ

2025/09/18

文庫化で再読。避けられない運命とそれに対峙する人間の知性という通底するテーマを感じた。SFでありながら、世界の説明よりも知性の行動にフォーカスしている点が、ジャンルを越境した魅力の源なのだろう。

Posted byブクログ

2025/09/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ようやく文庫を発見した。 待ちに待ったテッド・チャン二冊目。 『商人と錬金術師の門』はハヤカワ文庫のSF傑作選『ここがウィトカなら、きみはジュディ』で、『息吹』は『SFマガジン700』でそれぞれ読んでいたが、テッド・チャンの文庫として入手できてとても嬉しい。 私がテッド・チャンの文章を表現する時よく「緻密」という言葉を使用するのだけど、今回も改めて。もっとも緻密なのは表題作の『息吹』。静かで、息を殺して主人公の一挙手一投足を見守るような、そんな読書体験。 そして『息吹』もそうなのだが、構築された世界観にも言及したい。 『息吹』は人間ならざるもの(ロボット?)が生きる世界。 そして神が世界を作ったことが科学的/考古学的に証明されている世界(『オムファロス』)。 『商人と錬金術師の門』はイスラムの世界。イスラム社会は現実にあるが、自分とな異なる文化をあそこまで違和感なく書けるものなのかと唸る。 それぞれ違ったアプローチだが、その発想と完成度が素晴らしい。 物語はSFをベースにしながらそれぞれ考えさせられるものも多かった。人とは、人生とは? 『偽りのない事実、偽りのない気持ち』は今の社会が徐々に向かっている世界でもある。人が都合良く解釈し記憶しそれにより起こり得る諍いは、記録で解決することも多いだろう。しかし一方で、実際に起こったことが真実かというと、そうではないこともある。それは記録では解決しない。そしてその価値観が失われていっている(我々が生きるこの社会でも)。 『不安は自由のめまい』は、いいタイトルと思ったらキルケゴールからの引用だそうだ(キルケゴール、一度挫折しているけど読むか)。今流行りのマルチバースものだが、誰しもが思う「もしあの時」の選択がテーマ。私個人はプリズム使用の誘惑に勝てる自信がない。ラストはそんなプリズム依存に陥りそうな人の目を覚まさせるような結果。 テッド・チャンの人間としての素晴らしさも感じさせる。 一点ケチをつけるとすれば、私は『大いなる沈黙』の最後のメッセージがあまり好きじゃない。なぜなら、オウムは人間を愛しているとは思えないから。 キーワードとして使いたい気持ちは分からなくはないけど。 テッド・チャンはあまり多作の人ではないのが残念だが、この濃さを考えると、それも仕方がないのかもしれない。

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2025/09/05

凄まじいSF短編集だった。短編集はあまり良い出会いが無く、長編の方が没入できるし感動できるなぁと思い込んでいた自分の価値観を見事にひっくり返された。 特に「商人と錬金術師の門」「偽りのない事実、偽りのない気持ち」「不安は自由のめまい」には心が打たれた。 誰しも過去のあの時に戻れた...

凄まじいSF短編集だった。短編集はあまり良い出会いが無く、長編の方が没入できるし感動できるなぁと思い込んでいた自分の価値観を見事にひっくり返された。 特に「商人と錬金術師の門」「偽りのない事実、偽りのない気持ち」「不安は自由のめまい」には心が打たれた。 誰しも過去のあの時に戻れたら、見れたら、もし変えたら今の自分はどうなるか、とか人生に悩む時に空想してしまうが、それをSFの世界観の中で、高い解像度と抜群のリーダビリティで描かれていて、色々と考えさせられる。

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2025/08/31

SFを読んでみる気になったので当代最高と名高いテッドチャンから入ってみた。SF短編小説集。 ギリギリ読み切れる面白さ。想像力豊かに説教くさい話を展開してくる。知らんおっさんの説教を聞くのにここまでダラダラした話を読まされないといけないのかという気になって、何度も他の本に手が出た...

SFを読んでみる気になったので当代最高と名高いテッドチャンから入ってみた。SF短編小説集。 ギリギリ読み切れる面白さ。想像力豊かに説教くさい話を展開してくる。知らんおっさんの説教を聞くのにここまでダラダラした話を読まされないといけないのかという気になって、何度も他の本に手が出た。ついに読み切る。

Posted byブクログ

2025/08/25

短編集の中で息吹が最も心に残った。 探検家と呼ぶ同志、宇宙に存在する者に対して遠くから応援されているような感覚になった。 今、自分がここに刻む、一呼吸が奇跡であると。息吹なんだと。

Posted byブクログ