外来種は悪じゃない の商品レビュー
お祭りで買ったミドリガメを十数年飼っているので外来種と在来種どっちが正しいわけじゃなく環境にはどちらも必要な場合があると知り嬉しい気持ちになりました。
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外来種と生態系について。 非常に難しいテーマ。 外来種かどうかよりも、環境にどのような影響を与えているかが大切。 他の種を捕食する外来種も、他の生物の捕食対象にもなっている。 人間が自然をコントロールできると思わない方が良いのでは。 カメを飼いたくなった。
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外来種たちを無闇に駆除することに威厳を呈する内容。 エッセイなので大変読みやすい。 それでいて、外来生物に対する考えを多角的に紹介しているし、学者でも役所勤でもないに一般人でも、どのように自然に向き合えばいいか、提示してくれる。 何をもって純粋な自然というのか、人工的な手がいっ...
外来種たちを無闇に駆除することに威厳を呈する内容。 エッセイなので大変読みやすい。 それでいて、外来生物に対する考えを多角的に紹介しているし、学者でも役所勤でもないに一般人でも、どのように自然に向き合えばいいか、提示してくれる。 何をもって純粋な自然というのか、人工的な手がいっさい加わらない自然は本当に正しいのか、生態系は常に同じサイクルで成り立っているのか、ひとつひとつの項目が興味深い。 ところどころ差し込まれるイラストがまたいい。 生き物のこと、自然のこと、もっと知りたいと思わせる。 特に最後の身近なものを地道に観察したり、ひとつひとつ名前を調べたりするという自然との付き合い方は、これならできそう!と思わせた。 せっかくスマホという写真機能を持つ便利な機器を持ってるんだし、地元にある川を調べたり、野鳥を調べたりして、土地にあるものに興味を持ちたいと思った。 外来種というだけで悪いイメージがあったけれど、本書で示されたように、生態系をたすけている外来種もいる。 ミドリガメだけではなく、その他の外来種たちにも思いを向けられた。
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外来生物が在来種や生態系に及ぼす影響を識者の考えなどを交え考察する。稲やキャベツなどの西洋野菜も本来は在来種であり現在においては平然と帰化したものであり我々の生活に根付いたものだと。確かにそう考えれば頷けるが、それがミドリガメ(ミシシッピーアカミミガメ)やブラックバスと同列に考え...
外来生物が在来種や生態系に及ぼす影響を識者の考えなどを交え考察する。稲やキャベツなどの西洋野菜も本来は在来種であり現在においては平然と帰化したものであり我々の生活に根付いたものだと。確かにそう考えれば頷けるが、それがミドリガメ(ミシシッピーアカミミガメ)やブラックバスと同列に考えていいものかと思った。日本は大陸の国と違い地続きの国境を持たない。よって、外来種の持ち込みは人間の意図的な持ち込みがほとんどである。沖縄や奄美のマングースの例は悲惨なものであり、この過ちを犯してはならない。
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