BOOKMARK(2) の商品レビュー
翻訳者による海外文学ブックガイド。 BOOKMARK1に続き読みました。 YA向けの本が紹介されています。 私は翻訳書もYA向けも実は苦手なんですが。 テーマ別に紹介されています。 13絵と字で無敵!グラフィックノベル特集 14against!「ノー」と言うこと 15B...
翻訳者による海外文学ブックガイド。 BOOKMARK1に続き読みました。 YA向けの本が紹介されています。 私は翻訳書もYA向けも実は苦手なんですが。 テーマ別に紹介されています。 13絵と字で無敵!グラフィックノベル特集 14against!「ノー」と言うこと 15Be short! 短編特集 16stranger than fiction? ノンフィクション特集 17Books on Books 本についての本特集 18Other Voices, Other Places 英語圏以外の本特集2 19Fat but land Fun 分厚い本特集 緊急特集2022 Books and wars 戦争を考える 20It will resonate 詩の本特集 既読本も何冊かありました(本についての本特集に多かったです)。短編小説、戦争の本はあまり読む気になれませんでした(戦争の本は現実が今、あまりに大変なのでそれ以上読みたくない気持ちです)。 分厚い本は、面白そうでした。 今年の冬は『戦争と平和』読もうかと思わされました。 詩の本特集も嬉しかったです。 図書館にあるものがあれば読んでみたいです。 普通のブックガイドにあまり載っていない翻訳もの(YA向け)が載っているので翻訳ものがお好きな方にお薦めです。
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やったことがないからあくまで想像だけど、各国の背景のみならず、時代や宗教などまで絡んでくるだけに、ただ右から左へ訳せばよいというものではなく、目に見える遥か上の労力が必要となるに違いない翻訳という作業。基本的には自分が気に入った作品を訳するとはいえ、並々ならぬ決意的なものが裏には...
やったことがないからあくまで想像だけど、各国の背景のみならず、時代や宗教などまで絡んでくるだけに、ただ右から左へ訳せばよいというものではなく、目に見える遥か上の労力が必要となるに違いない翻訳という作業。基本的には自分が気に入った作品を訳するとはいえ、並々ならぬ決意的なものが裏には存するはず。となると、その翻訳者自身が評する場合、批判的なものにはなり得ない。知る限り、書評はポジティブなものが大半だし、本書の趣旨に何ら反対はなく、本作も前作同様、楽しく味わわせてもらったんだけど。そして読みたい本もまたたくさん見つかり、列挙するのも大変な量だったから、本書の中に直接チェックを入れました。
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タイトルの通りの本であるが、紹介されている本云々の前に、この本の作りそのものがまるで美術館の企画展みたいで心地よい。 紙の本も手に入れようと思う。 きっともっと心地良くなるはずだ
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書店におかれたフリー冊子「BOOKMARK」は、CDサイズのコンパクトなつくりとオザワミカさんの表紙イラストが好きで、ときどき手に入れそびれながらもほぼ毎号手に入れていた(行きつけの書店がたまたま配布してくれてたおかげは大きい)。その13〜20号まで(緊急特集2022を含む)の五...
書店におかれたフリー冊子「BOOKMARK」は、CDサイズのコンパクトなつくりとオザワミカさんの表紙イラストが好きで、ときどき手に入れそびれながらもほぼ毎号手に入れていた(行きつけの書店がたまたま配布してくれてたおかげは大きい)。その13〜20号まで(緊急特集2022を含む)の五年分が本にまとまった。 この企画のすごいところは、タイトルにある通り基本的に翻訳した本人がその訳書を推すというスタイルで、原作の魅力を知り尽くし、なんとか日本の読者にも届けたいとエネルギーを注ぎ込んだ当事者の思いが、そのときどきのテーマごとに出版社の枠を超えて集まっている。この冊子から興味を持って手にとり読んだ本も少なからずあるし、積んである本も、そのうち読もうと頭のリストに入れてる本もそうとうある。 「BOOKMARK」は20号をもってひとまず幕となった。こうして2冊の本に結実したものがあるので当分読む本には困らないけれど、「緊急特集2022 Books and Wars」では書店でフェアもひらかれ、そのとき読むべき本を探すためのよい水先案内人であった。洪水のような出版物の中から旬の作品を教えてくれる同じような企画がまたどこかで生まれてほしいものだと願ってしまう。
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