くうちゃんうみにいく の商品レビュー
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くうちゃんうみにいく 作・絵:まえがわ かえで 装幀:まえがわ かえで 発行:2023年8月10日 白順社 作者、前川楓氏は、パラアスリート。2016年リオパラで、走り幅跳び4位、100メートル7位、東京パラで走り幅跳び5位。世界のトップ選手。こんなに絵がうまくてかわいいとは。才能あるなあと思った。 彼女自身、中学3年の時に事故で右足を切断し、ライブ会場に出かけるために義足歩行を習得したとのこと。この絵本に出てくる「くうちゃん」も右足が義足。ただし、中3よりはちょっと小さい女の子。弟がいて、一家4人で夏のある日に海へ行く話。海に入る時は、義足を外す。お父さんに泳ぎを教えられ、楽しく戻ると、義足の中にヤドカリがいた。拾い集めた貝殻の中から、かわいらしいのを義足の代わりに与える。 帰りは遊び疲れて、弟と車の中でよだれを垂らしてグースカ。 ただそれだけの、かわいいお話。本当にかわいい。小さな女の子の1日。夏の楽しい日の思い出を綴っただけ。 「くうちゃん いってらっしゃい」 https://booklog.jp/users/iadutika/archives/1/4834402843
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