人生の目的 旅人は、無人の広野でトラに出会った の商品レビュー
人はすべて孤独 旅の道中は晴天ばかりではない。上り坂もあれば下り坂もある。 人生色々あるな、と実感しています。
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人間の実相とは、怒涛逆巻く三匹の龍がいる深海の上に、虎に追い詰められて、細い藤蔓にぶら下がり、ツルはネズミにかじられているのに、上から落ちてくるはちみつをいかに落として舐めるかを考えている旅人の姿である。 一向専念 無量寿仏(阿弥陀仏)「ただ阿弥陀仏一仏に心を集中し、阿弥陀仏のみを一途に念じなさい」尊いお言葉
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日経新聞でよく見かけたので読んでみた。途中で蓮如や南無阿弥陀仏が出てきたので著者見たら浄土真宗だった。 ブッダが説いた人間の実相についての寓話で、荒野を1人行く旅人が途中で散らばる白骨に気付く。すると獰猛な虎が出てきて追われ金銀財宝も捨てて逃げ断崖に辿り着く。藤ヅルを伝って降りる...
日経新聞でよく見かけたので読んでみた。途中で蓮如や南無阿弥陀仏が出てきたので著者見たら浄土真宗だった。 ブッダが説いた人間の実相についての寓話で、荒野を1人行く旅人が途中で散らばる白骨に気付く。すると獰猛な虎が出てきて追われ金銀財宝も捨てて逃げ断崖に辿り着く。藤ヅルを伝って降りると怒濤逆巻く深海に青赤黒の3匹の毒龍がいた。ツルの根元は白と黒のネズミが交互に齧っている。ネズミを追い払おうとツルを揺らすとハチミツが滴り落ち、ハチミツに夢中になったと。 人は孤独で死は後ろから突然やってくる。追い詰められれば我利我利亡者の本性が噴出する。生き物を殺さずには生きられない。セミが夏しか知らず秋冬を想像できないように我々の知恵も限られている。今にも切れそうなツルにつかまってハチミツに心を奪われる我々が救われるには一向専念無量寿仏しかないと。
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人生とは?の疑問に答えた本。本の前半は、人間を家路を急ぐ旅人にたとえ、笑ってしまうほど分かりやすい例えて説明している。この部分は人間の人生の本質を分かりやすくまとめており、一読の価値あり。 後半は仏教色が強くなり、途端に理解しずらくなってくる。この部分の本質を理解出来る日はいつの...
人生とは?の疑問に答えた本。本の前半は、人間を家路を急ぐ旅人にたとえ、笑ってしまうほど分かりやすい例えて説明している。この部分は人間の人生の本質を分かりやすくまとめており、一読の価値あり。 後半は仏教色が強くなり、途端に理解しずらくなってくる。この部分の本質を理解出来る日はいつの事やら。
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前半はブッダの教えに即して絵入りの物語仕立てになっていてわかりやすい。 しかし中盤以降は大乗仏教(浄土宗)の視点になるので、宗教色が出てくる。 個人的には原始仏教の方が納得できるので、仏を信じて念仏を唱えよ、というのはあまり共感できない。 ここらは宗教観なので、好き嫌いが分かれる...
前半はブッダの教えに即して絵入りの物語仕立てになっていてわかりやすい。 しかし中盤以降は大乗仏教(浄土宗)の視点になるので、宗教色が出てくる。 個人的には原始仏教の方が納得できるので、仏を信じて念仏を唱えよ、というのはあまり共感できない。 ここらは宗教観なので、好き嫌いが分かれるだろう。
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仏陀が語ったという旅人の例え話から、私たち人間の実相を教えてくれる。たしかに人の人生とは、断崖に生えた松の木からぶら下がるから藤ヅルにつかまっているようなものなのかもしれない。人の世に生まれ、限りある寿命を有意義に使いたい。
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面白かった。簡潔にブッダの教えが書かれており、初めて読んでもすっと内容が入ってきた。例え話も分かりやすく、惹き込まれた。他の本も読んでみたいし、この本も手元に置いておきたいと思えるぐらい良かった。死や孤独、自分とは何か、寂しさ、寿命、毒を持つ3つの煩悩、死後の話、地獄の話、自業自...
面白かった。簡潔にブッダの教えが書かれており、初めて読んでもすっと内容が入ってきた。例え話も分かりやすく、惹き込まれた。他の本も読んでみたいし、この本も手元に置いておきたいと思えるぐらい良かった。死や孤独、自分とは何か、寂しさ、寿命、毒を持つ3つの煩悩、死後の話、地獄の話、自業自得等興味深い事が多く、人生の教訓にしたいと思った。
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お坊さんのお釈迦様のありがたいお説教を文字にしたもの。 でも特に前半は読むだけで鬱になってしまうメンタル弱めの若者が多いかも。今は『君は1人じゃないんだよ』的な啓発本ばかりなので。 1箇所、描かれていない旅人を救うのは南無阿弥陀仏を唱えることだけ。とお釈迦様が説いたというが、そ...
お坊さんのお釈迦様のありがたいお説教を文字にしたもの。 でも特に前半は読むだけで鬱になってしまうメンタル弱めの若者が多いかも。今は『君は1人じゃないんだよ』的な啓発本ばかりなので。 1箇所、描かれていない旅人を救うのは南無阿弥陀仏を唱えることだけ。とお釈迦様が説いたというが、それは信心があれば救われるからということ? だったら、金銀財宝を持ったまま虎に食べられるとき、唱えても一緒なのでは?と思った。 こういう人は南無阿弥陀仏を唱えても救われないか…
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旅人が広野を一人で歩いていると、トラに出会った。荷物を放り出して逃げた。松に上って難を逃れようと思ったが、トラも木登りが得意なことを考えてやめた。断崖絶壁で藤蔓に捕まって難を逃れたつもりが、下を見ると3匹の毒竜がいた。さらに藤蔓を白と黒のネズミが囓って回っている。それを振り落とそうとすると、上から蜂蜜が垂れてきた。その甘さに我を忘れて5滴なめた。 一人の旅人=人間は本来孤独なものである。 トラとは、無常=死、のこと。どこまでも追いかけてきていつかは背後から襲いかかってくる。 松の木は、日頃頼りにしている家族や財産、健康、社会的地位など。死が迫っているときは、これらのものは何も役立たない。 白と黒のネズミは、昼夜の時の流れ。休むことなく、命を縮めている。 三匹の毒竜とは、3つの煩悩を表す。欲、怒り、愚痴。 5滴の蜂蜜とは、人間の五欲=食欲、財欲、色欲、名誉欲、睡眠欲。 人間が蜂蜜をなめるために汲々としていることに反省を促している。
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仏陀の教え。旅人は無人の荒野で虎と出会う。逃走中,藤蔓にぶら下がり蜂蜜に心奪われる。命は人が持つ時間。危険な状況で目先の欲に夢中なのが問題。人生は有限,限られた時間の価値に気付く事が大切。※因果の道理
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