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今日も世界は迷走中 国際問題のまともな読み方 の商品レビュー

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2023/12/04

世界を取り巻く国際関係について、その背景事情を豊富な具体例を基礎に丹念に論じた本。 特に隣国 大韓民国の建国から現在に至る2派閥の対立の歴史について叙述した章(第4章)が、蒙を啓かせる内容だった。 新たな方向から大韓民国を理解してみたい方にもオススメ

Posted byブクログ

2023/11/21

複雑な国際ニュースを分かり易く理解することが出来ます。複雑なサウジ・イランの関係、さまざまな陰謀論から、実は迷走している北欧、韓国の「反日」の正体などなど読みどころは沢山あります。特にお隣の国の韓国についての話題は必読だと思います。

Posted byブクログ

2023/11/07
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※このレビューにはネタバレを含みます

8月末の新聞書評欄で見かけた一冊。 図書館に予約を入れていたが、ひと月ちょっと待たされたか。人気の本なのだろう。 10月にイスラエルによるガザ侵攻が始まってからなので、興味深く読めた。 特に中東問題。東大でイスラム学を専攻したという著者。“専門性の高い分析をもとに”(書評子)、中東情勢を興味深く解説してくれている序盤はなかなか読み応えがあった。 ただ、ちょっと距離を置きつつ読むがよい著作だろう。 「私なりにサウジという国をひと言で表すと「”中東の癌”以外のなにものでもない”ろくでなし国家”」です。」 ひとつの国家を評して、このような表現での語り口は、要注意だ。 とはいえ、馴染みの薄い、複雑でややこしい中東情勢は、少しくらいエッヂを利かせて書いてくれると、とっつきやすいことは間違いない。 「サウジは、MBSの一存ですべてが決まってしまう上に、一般的な常識がまったく通じない国です。あくまでも個人的な意見ですが、中国もあまり深入りうると大やけどを負いそうな気がします。」 ※MBS = ムハマンド・ビン・サルマーン サウジ皇太子 サウジとイランの仲介に乗り出した中国に対しても上記のようなアドバイス。MBSの危なさも伝わるので、悪くはない。 ロシアウクライナ問題も、欧州の、トルコの立場から、今後のNATOの在り姿を予想する視座は、面白かった。 が、そのあたりまで。終盤の2章、韓国の近現代史と、日本を語った章は、なんともとっちらかって、というか前半の“国際問題”というより、極端に視野の狭い話に終始しており、なんとも尻すぼみなのが残念。 いずれにせよ、ひとつの意見。 やや、マユツバしながら読むが、よろしいかと。

Posted byブクログ

2023/10/22

欧米諸国、中露を取り扱ったテーマはとても興味深く読みました。しかし韓国の反日というものを説明するための、韓国の歴史についての説明はあまりにも退屈。日本の話題も扱うテーマが弱くて。本書の前半は良く、後半はつまんない感じでした。

Posted byブクログ

2023/08/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

スェーデンの移民政策のこととかがよく分かったけど、イランが何でみんなに恐れられてるのかが読んでて今ひとつ分からなかった。 前の本を読んだら多分書いてると思うんだけど、はげしく忘れてる…orz 「外来の思想や概念というのは、その国に土着化している伝統や価値観とマッチしないと定着しない」というのはその通りかも、と思った。 最終章、今まで穏やかに解説をしてくれてたはずの内藤先生が、いきなり落選運動を熱弁しだして驚いた(笑)

Posted byブクログ