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ぼくらの冒険記 の商品レビュー

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2023/07/22

これほど読む前にワクワクし、読み終わりたくないと思った本はない。それは著者のお二人、龍谷大学職員の原俊和さん(親父)とヒデくん(息子)が友人だからでもあるが、本の内容を事前に伺っていたから。京都出身で山形大学農学部の学生だったヒデくんが1年間休学し、北海道から九州まで様々な人と出...

これほど読む前にワクワクし、読み終わりたくないと思った本はない。それは著者のお二人、龍谷大学職員の原俊和さん(親父)とヒデくん(息子)が友人だからでもあるが、本の内容を事前に伺っていたから。京都出身で山形大学農学部の学生だったヒデくんが1年間休学し、北海道から九州まで様々な人と出会いながら旅し、時に危険を冒しながら成長していく。それを京都の自宅からハラハラしながら、絶妙の距離感で見守る俊和さん。この“絶妙な“距離感を保てるのは、俊和さんの深い(熱い?)愛情と、長年、学生たちのキャリア支援で培ったスキルによるものだろう。 本書は、「親父」と「息子」がそれぞれ「もの申す」交換日記のような構成で1年間の冒険が記録されているのだが、最後にそんなお二人を掌上で操っているともいえる母、純子さんが登場する。その純子さんの言葉「ちゃうねん。あんたら(子供ら)が私を親にしてくれたんや(p214)」は、ヒデくんが書いているようにホントかっこいいし、同じ親として感動(涙)した。 なお、私も含め3人で飲んだ時のエピソードも触れられている。「Hさんは静かに私の話にうなずき、そっと日本酒を注いでくださいました(p46)」 俊和さん、ヒデくん、素晴らしい著書をありがとうございました。また飲みましょう!

Posted byブクログ