現代誘惑論 の商品レビュー
遠藤周作先生の初期のエッセイ。 冒頭はこの本が書かれた当時の プレイ・ボーイとはどういう者か、 それとドン・ファンそしてカサノバの違いについて。 どれも、女性を誘惑する者であるが、 遠藤先生はどれも情熱はあるかもしれないが 愛を知らなかったと。 私も結婚して10年以上たつので ...
遠藤周作先生の初期のエッセイ。 冒頭はこの本が書かれた当時の プレイ・ボーイとはどういう者か、 それとドン・ファンそしてカサノバの違いについて。 どれも、女性を誘惑する者であるが、 遠藤先生はどれも情熱はあるかもしれないが 愛を知らなかったと。 私も結婚して10年以上たつので 多くの人と同様に倦怠である。 既に情熱はない。 しかし、遠藤先生の言葉を借りるなら 《二人が忍耐して、倦怠期や病気や失業や子供の入学、子供の卒業、その他もろもろの日常と人生の悲しみと悦びとを一緒にしながら(どこの他人が君とこれほど君の人生を共にしてくれるかね)二人の連帯を努力して続けていこうとするのが「愛」というのだ。》 ならば、わが夫婦生活も愛をはぐくんでいる 最中に他ならない。どんなドン・ファンにも 負けぬ愛の世界を知ったものとして 夫婦生活を貫くべきなのだろう、 私の人生はやはり素晴らしいのである、というために。 後半の”病床交友記”では、先日読んだ庄野潤三氏 が見舞いに訪れた際のことが書かれていた。 作風と変わらず、穏やかな人物を思わせた。 さすがの遠藤先生、お見舞いに来られる 作家先生方が豪華で驚いた。
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若い頃の作品 才能溢れる友人との交流 母親がヴァイオリニストで止める母親に 逆らってレッスンに挑むが三ヶ月で挫折 結果的に小説家になった 笑える 愛についてのエッセイだが ドンファンとプレイボーイについて 面白かった ヨーロッパはジゴロという言葉もある でも筋金入りのいい男...
若い頃の作品 才能溢れる友人との交流 母親がヴァイオリニストで止める母親に 逆らってレッスンに挑むが三ヶ月で挫折 結果的に小説家になった 笑える 愛についてのエッセイだが ドンファンとプレイボーイについて 面白かった ヨーロッパはジゴロという言葉もある でも筋金入りのいい男はいないな 日本の文化には似合わないのかな
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