むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし。 の商品レビュー
とてもオモシロい。 日本の昔話を設定に敷いての展開は、ベースへの親和性が高くのめり込みやすい。お気に入りは「女か、雀か、虎か」。 ところでラストは昔話のオールスターが『そして誰もいなくなった』のプロットで活躍するのだけど、恐ろしいことに気づいた。『そして誰もいなくなった』の犯人を...
とてもオモシロい。 日本の昔話を設定に敷いての展開は、ベースへの親和性が高くのめり込みやすい。お気に入りは「女か、雀か、虎か」。 ところでラストは昔話のオールスターが『そして誰もいなくなった』のプロットで活躍するのだけど、恐ろしいことに気づいた。『そして誰もいなくなった』の犯人を覚えていない。もう一回読まないといけないね。
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昔話×ミステリーシリーズ3作目! 有名どころは一通り事件が起きたのでどうやら今作で一区切りらしい。 個人的に好きだったのは『雀か、女か、虎か』 結末を読者に委ねたことで余韻が残って面白かった。
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昔話の世界をオマージュしたミステリー5本。3つ目の舌切り雀之話が面白かった。全体的に読みやすい話が多くて良かった。
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誰もが知る昔話をミステリーの舞台に塗り替える。その大胆な発想と、ロジックを積み上げる筆致には「すごい」と認めざるを得ない力があります。 しかし、設定の特異さに目が行く一方で、物語としての根源的な面白さや、読後の充足感は置き去りにされている印象です。どれほど精緻なパズルであっても、...
誰もが知る昔話をミステリーの舞台に塗り替える。その大胆な発想と、ロジックを積み上げる筆致には「すごい」と認めざるを得ない力があります。 しかし、設定の特異さに目が行く一方で、物語としての根源的な面白さや、読後の充足感は置き去りにされている印象です。どれほど精緻なパズルであっても、そこに心を揺さぶるドラマがなければ、読み手にとってはただの作業になってしまう。アイディアの勝利だけでは補いきれない、物語としての「熱量」の欠如を感じる一冊でした。
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耳なし芳一の話は好みでした。生きてるが盲目の芳一と見えてるが死んでいる頼重、真逆の二人を使った仕掛けが好きでした。 でも三年安楽椅子太郎の、つららの仕掛けをつかって地蔵を落とすところ、つららが溶けて落ちるなら、地蔵が落ちるより前に溶けた氷の水が滴り落ちて火薬が湿気るのでは...。(死体の周りにこんもり盛ったと書いてあるので少し湿気るくらい問題ないとかならまあ良いのですが)そもそもなえのおっとうがようやく抱えて運べるくらいの地蔵を厠の屋根まで持ち上げられるのか...若返った丹三さんはそんなに力持ちだったのか...とかちょっと納得できない箇所がいくつかありました。 つららの仕掛け自体、描写から上手く想像できていないのですが、少なくとも地蔵の真下に火薬を置いたはずだから氷の水も真下の火薬に落ちたはずでは。水は落ちたけど爆発には影響なかったと言うならそういう描写も欲しかったし、水が落ちない仕掛けになっているならそうだと書いて欲しかったし、それが無いということは水のことは想定してなかったのかなと思うけど、さすがに氷が溶けて地蔵が(火薬の上に)落ちたという設定なら溶けた水も(火薬の上に)落ちた事になると思うし...いずれにしても納得は出来ないなあといった感想です。
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青柳碧人による人気「昔ばなしミステリーシリーズ」の第3弾短編集、シリーズラスト作品にはまさかのクローズドサークル型ミステリまで登場! 面白かった。一話目の「こぶとりじいさん」では、シリーズも三作目ともなるとそろそろ失速するか……とやや落胆しかけたが、さにあらず。 「耳なし芳一...
青柳碧人による人気「昔ばなしミステリーシリーズ」の第3弾短編集、シリーズラスト作品にはまさかのクローズドサークル型ミステリまで登場! 面白かった。一話目の「こぶとりじいさん」では、シリーズも三作目ともなるとそろそろ失速するか……とやや落胆しかけたが、さにあらず。 「耳なし芳一」では、原作の「耳にだけ経文を書き忘れる」という出来事を巧みにトリックへと落とし込み、芳一のキャラクターを壊すことなく、見事にミステリーへと仕立て上げていた。 そして、「三年寝太郎」から「金太郎」へと続く流れは、まさに圧巻。 昔話シリーズの締めくくりにふさわしい、鮮やかなエンディングだった。
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昔ばなしシリーズ最終巻♩¨̮ 昔の言葉で分かりにくくなってたりはするものの、やっぱり読みやすくあっという間に読み終わることができた!死体は毎回出てくるしめでたしなのかは謎である( ⸍ɞ̴̶̷ ·̫ ɞ̴̶̷⸌ )笑 ・こぶとりじいさん→鬼の悪戯で雉が猿の顔をしてたり狐の耳が野兎だったりと想像したら不気味。葱之進が犯人かと思ったら違うのか( ºДº)! ・耳なし芳一→耳をちぎられるってどんな力?って思ってしまった。知ってる地名がいっぱい出てきて親近感(笑)桃花がいなかったら兄は下手人にされてたと思うと…。 ・舌切り雀→最初タイムリープなのって思ったけどそういう訳ではないみたい。最後に書いてあった三人に一人は助かるとのことで生き残ったのはどのつづらを選んだ作兵衛だったのか…( ・.・ )あと女性が怖いし欲深い。。 ・三年寝太郎→人付き合いが面倒な太郎が三年も椅子に座りゆらゆら揺れて考えごとをしていた…飽きないものなのか( ˊᵕˋ ;)でもそんな太郎が次々と村の事件を解決していく! ・金太郎→前回出てきた人たちが登場!前作までに出てきたものもちらほら。臆病なゆり丸が下手人だったとは…。なえ生きてて良かったけど鬼の手を持つってのはこの先幸せに生きられるのか心配。
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昔話シリーズ、これが最後なのかな?今回もよく知られた昔話にいろんなタイプのミステリが組み合わされていて、各話おもしろかった。特に最終章の「金太郎城殺人事件」は外界から遮断された城に謎かけ歌、1人ずつ殺されていくなど、要素てんこ盛り。事件が終わったあとの最後の場面に不穏な影があって...
昔話シリーズ、これが最後なのかな?今回もよく知られた昔話にいろんなタイプのミステリが組み合わされていて、各話おもしろかった。特に最終章の「金太郎城殺人事件」は外界から遮断された城に謎かけ歌、1人ずつ殺されていくなど、要素てんこ盛り。事件が終わったあとの最後の場面に不穏な影があって「めでたし、めでたし。」で終わらない不気味な結末だった。
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【備忘録なのでネタバレしてます。注意】 内容:こぶとり奇譚. 陰陽師、耳なし芳一に出会う。. 女か、雀か、虎か. 三年安楽椅子太郎. 金太郎城殺人事件 童話+ミステリというアイデアと思って読んでいたが、考えると今流行りの特殊設定ミステリと言える。当時がそう言われてのかもしれないが。 「こぶとり奇譚」だとオニはコブをとることができる。それを拡大してコブをつける能力もあるとして、そうなると首を切り取って、他の人と取り替えるということできる。 こうして人になりすまして自分を殺すなんてこともできてしまう。「耳なし芳一」も実は芳一の後ろに耳までお経を書いているので完全に透明になっている人がいて、其の者を殺す話になる。気を失わせるために耳は意識して書かないでいたものである。、こうしたトリッキーなアイデアをよく思いつくものです。 ただあまり馴染のない童話だと興味がなくなりますね。ネタ切れ気味では。
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昔話にでてくる不思議なアイテムや物事を上手く推理ものにしています。現実離れしている点もありますが、誰もが見聞きしている昔話のストーリーがあるので違和感なく読めました。既刊も含めてオススメです。
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