病まない自分のつくりかた の商品レビュー
元自衛隊員で、今の肩書きは心理カウンセラーの加藤大貴さんの本です。 正直、自衛隊にそれほど興味はなかったのですが、「心理カウンセラーとして活動しておられるのだから」と手に取りました。 しかし、実際読み込んでみると私には合わない考えが多くて途中でやめてしまいました。 特に...
元自衛隊員で、今の肩書きは心理カウンセラーの加藤大貴さんの本です。 正直、自衛隊にそれほど興味はなかったのですが、「心理カウンセラーとして活動しておられるのだから」と手に取りました。 しかし、実際読み込んでみると私には合わない考えが多くて途中でやめてしまいました。 特に、今現在「孤立」「孤独」で悩んでおられる方にとって、本書は苛立ちを増加させたり、「やっぱり分かってくれる人は少ないんだな」と思うきっかけになってしまうのではないかと危惧します。 本書内で「孤立してはいけない」と力説されている箇所があるのですが、孤立は本人のせいではない(いじめやパワハラなど不可抗力がある)と言いつつも、孤立=「世界で最も不幸な状態」と表現されています。 いや、不可抗力で孤立した人に「あなた、世界で最も不幸な状態ですね」ってよく言えるよなぁ、と久しぶりに刺激的な本に出会ったなというのが感想です。 また、本書について「心理カウンセラーとなった(元自衛隊員の)人がメンタルについて話す本」だと思っている方がおられましたら、それは違うのでご注意ください。 正しくは、「元自衛隊員が、自衛隊が訓練をするために使っている考え方を(熱量多めで)語る本」です。 私はこの熱血漢な感じも受け付けませんでした。 酷評となりましたが、自衛隊式のメンタルケアについて知りたい方、自衛隊に興味がある方にとっては興味深い内容かと思います。 反対に、もうメンタル的な不具合を抱えている、もしくは抱えそうで困っている方などは他の本の方が良いかもしれませんので、一度、購入前に試し読みをしてみることを強くお薦めします。 どなたかの参考になれば幸いです。 ※このレビューは読了していない本のため、「評価なし」としています。
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