後宮食医の薬膳帖 の商品レビュー
様々な毒を薬ではなく食事で解決するのが新鮮でした!料理も美味しそうなものばかりで、毒の話なのにお腹が空きます。まだまだ明かされていない謎が多く、続きを読むのが楽しみなファンタジー小説でした。
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薬膳で五行の毒疫に侵された患者を救う元皇女の贖罪と怨恨と使命の物語。 彼女を暗殺するために喚ばれた風水蠱師との出逢い、現皇帝と皇后の思惑など、続編が楽しみな作品でした。
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ただの疫病ではなく、五行思想が絡み人が木になったり鉱石になったりする毒疫が出てきて、その世界観に引き込まれました。 薬膳と言いつつ毒を使って毒を打ち消していたり、自身の事を薬と形容しながらも内に毒を宿していたりと、相反するはずの毒と薬が同じものとして出ており、綺麗なだけではないからこそ惹かれる気がします。 一見、正反対に見えつつ似たところのある慧玲と鴆の関係がどうなっていくのか、楽しみです。
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美味しくなければ、たとえ薬といえども身体が受け付けない。 どんなに苦くとも、身体が欲すれば甘くうまく感じる。 五行の観点から、毒にさらされた人々のありえない病を治していく主人公は、自分の役目に押しつぶされることなく忠実であり、健気に頑張ります。 博識で、竹簡を解いていくあたり、...
美味しくなければ、たとえ薬といえども身体が受け付けない。 どんなに苦くとも、身体が欲すれば甘くうまく感じる。 五行の観点から、毒にさらされた人々のありえない病を治していく主人公は、自分の役目に押しつぶされることなく忠実であり、健気に頑張ります。 博識で、竹簡を解いていくあたり、映像化されたらなあと思ったりします。 仇?役の風水師も、捻れていていい感じです。二人がどうなっていくのか、続刊が楽しみです。
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毒疫の設定がユニーク。 実在する薬膳を絡めながらファンタジー要素も盛り込んであって面白かった。 アボカドがそのままカタカナで出てきたのには「ええー……」とはなったが。 世界観……カレーは漢字だったのに。 推理ものとしても面白い。 そして後宮ものらしいドロドロした展開もある。 主人公が抱えていた秘密も、救済方法が皆目見当がつかない感じの絶望感漂うもので驚いたし。 ヒーローも全身毒なので、一筋縄ではいかない相手。 安易で平和なハッピーエンドは望めそうもない世界観である。 とにかく様々な設定を次郎系ラーメン並に盛りに盛った感じのお話だった。 毒あり後宮ドロドロあり推理あり恋愛も少しあり、人も割とえげつない感じで死ぬよという。 裏の読めないキャラも多数登場で安心して読めない。 それでいてぐいぐい読ませてくるのだから、ただものではない。 2も翌月出るとのことなので、引き続き読みたいと思う。
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巧みな文章で描かれた中華ファンタジーの良作。 展開のテンポも早いので飽きることなく、なにより主人公とバディ役となる相手の距離感が堪らない。 渾沌と称された先帝の忘れ形見フェイリンと毒を操る暗殺者ヂェン。薬と毒、この恋愛恋慕とも異なる二人の絶妙な関係性がかなりツボ(当方うしとら好...
巧みな文章で描かれた中華ファンタジーの良作。 展開のテンポも早いので飽きることなく、なにより主人公とバディ役となる相手の距離感が堪らない。 渾沌と称された先帝の忘れ形見フェイリンと毒を操る暗殺者ヂェン。薬と毒、この恋愛恋慕とも異なる二人の絶妙な関係性がかなりツボ(当方うしとら好きなので笑)。 また中国の五行思想を取り入れわかりやすく噛み砕いて表現されてるのも個人的に◎。 そこにテーマである食事を持ってきてさらにミステリ風味な味付けも。続巻にも期待。
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この食医に、解けない毒はない――。毒香る中華後宮ファンタジー、開幕! 暴虐な先帝の死後、帝国・剋の後宮は毒疫に覆われた。毒疫を唯一治療できるのは、特別な食医・慧玲。あらゆる毒を解す白澤一族最後の末裔であり、先帝の廃姫だった。 処刑を免れる代わりに、慧玲は後宮食医として、貴妃達の治...
この食医に、解けない毒はない――。毒香る中華後宮ファンタジー、開幕! 暴虐な先帝の死後、帝国・剋の後宮は毒疫に覆われた。毒疫を唯一治療できるのは、特別な食医・慧玲。あらゆる毒を解す白澤一族最後の末裔であり、先帝の廃姫だった。 処刑を免れる代わりに、慧玲は後宮食医として、貴妃達の治療を命じられる。鱗が生える側妃、脚に梅の花が咲く妃嬪……先帝の呪いと恐れられ、典医さえも匙を投げる奇病を次々と治していき――。 だが、謎めいた美貌の風水師・鴆との出会いから、慧玲は不審な最期を遂げた父の死の真相に迫ることに。
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