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世界が広がる英文読解 の商品レビュー

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2024/05/28
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英語は記憶科目。単語はもちろん文法も記憶すべし。 タイトル通り、世界を広げるための一冊。 高校生がターゲットか。しかし、0からやり直しの大人も大変参考になる。中学生なら、今後の参考になるだろう。 「ブックガイド」では、文章理解のための現代文の参考書も挙げられている。 私には復文の勉強が必要だと理解した。

Posted byブクログ

2023/10/03

これだけ英語が必須だと思われる中、私自身はどうしても英語、特にリスニング・スピーキングに苦手意識がありました。これらができなきゃダメなのか・・・とも思っていたのですが、本書の中で「世間的には「英語は話せないと意味がない!」という風潮がありますが、これに私はまったく同意できません」...

これだけ英語が必須だと思われる中、私自身はどうしても英語、特にリスニング・スピーキングに苦手意識がありました。これらができなきゃダメなのか・・・とも思っていたのですが、本書の中で「世間的には「英語は話せないと意味がない!」という風潮がありますが、これに私はまったく同意できません」「私は、そもそも日本語でも「話す」よりも「読む」ほうが好きな人間です。今の世の中は、なぜか英語を「話す」ことばかりが重視されて、「読む」が下に見られているような気がします。そもそも、ひとつの言語を学ぶとき、「読む」「書く」「聞く」「話す」に上下関係はないはずです」(いずれもエピローグより)と述べられていて、とても勇気づけられました。あぁ、まずは徹底的に「読む」を鍛えたって良いんだ!と。 特に最後のブックガイドがありがたかった。今後の勉強のためにメモメモ。

Posted byブクログ

2023/09/15

○新書で「学校生活」を読む⑨ 田中健一『世界が広がる英文読解』(岩波ジュニア新書、2023年) ・分 野:「学校生活」×「行事を読む」 ・目 次:  プロローグ  第1章 英語力不問!誰でも「読みたい英語」を楽しめる方法  第2章 「世界」が広がる英文読解法 入門編  第3...

○新書で「学校生活」を読む⑨ 田中健一『世界が広がる英文読解』(岩波ジュニア新書、2023年) ・分 野:「学校生活」×「行事を読む」 ・目 次:  プロローグ  第1章 英語力不問!誰でも「読みたい英語」を楽しめる方法  第2章 「世界」が広がる英文読解法 入門編  第3章 「世界」が広がる英文読解法 基礎編  第4章 「読みたい英語」で「世界」がどんどん広がる!そして、その先へ  「世界」が広がるブックガイド  エピローグ ・総 評  本書は、英語を「読む」際に必要となるルールや、その学び方について紹介した本です。著者は駿台予備学校の英語科講師で、毎年多くの受験生を指導している人物です。  最近の英語教育では、4技能の中でも“話す”・“聞く”が重視されがちですが、著者は「話せる相手は有限」なのに対して「読む対象はほぼ無限」であり、さらに「その対象には時代を超えて出会うこと」もできるとして、英語を“読む”ことを重視します。そして「あらゆる語学の基礎は文法と単語」だとして、特に文法の学び方を紹介しています。この本を読んで面白いと思った点を、以下の3点にまとめます。   【POINT①】まずは「読みたい英語」で勉強しよう!  英語を読む際に、重要なのは「読みたい英語」に取り組むことです。例えば、好きな漫画の英語版があれば、日本語版と読み比べてみましょう。この方法なら、単語や文法の知識が欠けていても何となく読み進めていけるはずです。実際、両者を比べると、少し意外な英訳が付されていることもあって面白いです(例えば『鬼滅の刃』の煉獄杏寿郎のセリフ「よもやよもやだ」はどう訳されているか分かりますか?)。その他にも、シンプル英語版ウィキペディア(通常の英語版ウィキペディアよりも短い文・簡単な単語・文法を用いたサイト)を利用し、興味を持っているテーマを調べてみることも著者はオススメしています。 【POINT②】英語のルール=文法を「暗記」しよう!  本書では、英文読解に必要な「ルール(=文法)」が紹介されており、それを「暗記」することを推奨しています。例えば「文章を理解する第一歩は、一文一文の[主語-述語]を把握すること」ですが、文章中のどの語句が「主語」になるのでしょうか?その答えは「最初に登場する前置詞が付いていない名詞[代名詞]が主語」です。一見すると難しそうに思えるかも知れませんが、著者は「英語が苦手な人の大半は、こうした覚えるべきルールを覚えていません」として「逆に言うと、覚えるべきことを覚えればいっぺんに得意になる可能性があります」と指摘しています。 【POINT③】英文読解の「便利で強力な道具」=「5文型」をマスターしよう!  著者が「暗記」すべきルールとして、最も重視しているのが「5文型」です。どんな文章でも「文型が決まり、使われている単語の意味がわかれば、あとは「基本訳」にそれを流し込めば、正確な日本語訳ができる」として、まずは、それぞれの文型の「基本訳」を暗記するよう求めています。そのために、本書には数多くの例題が載っており、実際に手を動かしてルールの理解を深めることができます。まだ「5文型」は少しハードルが高いという人は、第4章で紹介されている「意味順」という方法もあります。とにかく、英文を前に何をしていいのか分からなくなってしまう人こそ、文章の形(枠)を意識してみましょう。  著者は「英語は英語のまま理解しよう」という考えには「反対」で、私たちには「日本語という慣れ親しんだ強力な「武器」があるのですから、英文の意味を考える際に、それをあえて封印するのは非効率」だと指摘しています。確かに、本書で紹介されている勉強法は「まずルールを暗記する」「英文を文型(枠)にはめて読む」といった点で、最近の英語教育とはやや異なるアプローチを採っていると感じるかも知れません(私自身は、むしろ懐かしい感じがしますが...)。ただ、特に英語が苦手な人にとっては、やるべき/覚えるべきルール・手順がはっきりしている方が作業に取り組みやすいかも知れません。その意味では、むしろ英語が苦手な生徒に是非手に取ってほしい一冊です。 (1482字)

Posted byブクログ

2023/08/21

「英語力不問」と帯にあるが、ある程度の英語力がないと楽しくは読めない本であると思う。しかし、そのレベルにある人が読むには物足りない内容であるので、読み手の対象設定を誤ったのではないかと思う。全体としての話の流れは悪くないし、多くの参考文献が紹介されていたことは評価できる。

Posted byブクログ