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時代小説ザ・ベスト2023 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2023/10/22

当代人気の作家陣による時代小説の短編十編は、どれも粒揃いで、ニューヨークが舞台のSFもあり飽きさせない。編者の妙を楽しむのが吉。

Posted byブクログ

2023/10/01

時代小説自体、たくさん読んでいるわけではないので、楽しめるか不安だったが、作家陣を見たらもう読むしかないなと。 ミステリで馴染みのある作家さんも多いので、大変面白く読めた。 蝉谷めぐ実と斜線堂さんが毛色が違って、印象的だったなぁ。特に斜線堂さんは、国も人種も違うし。というか、S...

時代小説自体、たくさん読んでいるわけではないので、楽しめるか不安だったが、作家陣を見たらもう読むしかないなと。 ミステリで馴染みのある作家さんも多いので、大変面白く読めた。 蝉谷めぐ実と斜線堂さんが毛色が違って、印象的だったなぁ。特に斜線堂さんは、国も人種も違うし。というか、SFだし(笑) 白人と黒人が入れ替わる上、宇宙人まで出てきて、斬新。

Posted byブクログ

2023/09/16

時代小説ザ・ベスト2023。 蝉谷めぐ実「凡凡衣装」 天才の狂気。それが生み出すものに憧れ、それに突き動かされる情動に慄き、そこに辿り着けない諦めを覚えても、その場所に達したいという執念。ただ、秀才である主人公には超えられない一線。秀才であるからこそ見えてしまって、一線が見えて...

時代小説ザ・ベスト2023。 蝉谷めぐ実「凡凡衣装」 天才の狂気。それが生み出すものに憧れ、それに突き動かされる情動に慄き、そこに辿り着けない諦めを覚えても、その場所に達したいという執念。ただ、秀才である主人公には超えられない一線。秀才であるからこそ見えてしまって、一線が見えているけども、もがこうとする精神が好きでした。持たざる者の物語かな、と思います。 斜線堂有紀「奈辺」 歴史上の不可解な事件の真相を暴く。そのために大嘘を入れ込んでしまえ、という風呂敷広げすぎだろ、という作品。いつだかの『修羅の刻』で(義経編か?)歴史上の謎に陸奥をはめ込んだらあれよあれよと解けてゆく、というのがありましたが、「奈辺」もその形だと思います。やりすぎてる感はあるけども、それもまたよし。剛腕。 印象に残ったニ編。

Posted byブクログ

2023/09/10

今までの「時代小説 ザ・ベスト」シリーズ史上一番だったかもしれない。 今村翔吾、米澤穂信、木下昌輝、蝉谷めぐみ、斜線堂有紀、武川佑が良かった。 特に、米澤穂信「供米」は時代が明治、斜線堂有紀「奈辺」は舞台がアメリカ 。「時代小説」とは何か、と考えさせられた。 伊吹亜門「遣唐使船は...

今までの「時代小説 ザ・ベスト」シリーズ史上一番だったかもしれない。 今村翔吾、米澤穂信、木下昌輝、蝉谷めぐみ、斜線堂有紀、武川佑が良かった。 特に、米澤穂信「供米」は時代が明治、斜線堂有紀「奈辺」は舞台がアメリカ 。「時代小説」とは何か、と考えさせられた。 伊吹亜門「遣唐使船は西へ」のラストも、「へ?」となって、良い。「供米」と通じる所があるか。

Posted byブクログ