流警 の商品レビュー
元警察官であった作者 松嶋智左氏! あとがきの黒川博行氏の対談も面白い。 黒川博行氏も美術の先生であり、作者になられた。 彼の関西弁の小説は、大阪生まれの私には、ぞっこんであったが、今回のこの小説も、警察官の内部の繋がりが、、一般人の世界とはちょっと違う点を突いている。 優...
元警察官であった作者 松嶋智左氏! あとがきの黒川博行氏の対談も面白い。 黒川博行氏も美術の先生であり、作者になられた。 彼の関西弁の小説は、大阪生まれの私には、ぞっこんであったが、今回のこの小説も、警察官の内部の繋がりが、、一般人の世界とはちょっと違う点を突いている。 優月が、護送中 事故で、犯人が、逃亡したのに、最後まで:犯人の行方が、わからないのも、気にかかる点である。 犯人の逃亡で、「流刑」となった優月の辺鄙な地域に起こった殺人事件。 結論として、相続問題に絡む話であり、母親を殺害にまでする娘! ちょっと前には、考えられない事だが、最近は、相続により、両親を、自分の手を汚さず、人に殺人を依頼した事件も…… この本のままだと、莫大な相続は、どうなるのだろう。 殺人を侵した娘は、相続出来ないだろうし、祖母も認知症なら、国庫に入るのだろうか? なんて……… 読みながら、お金に縁は無いのに、想像を膨らませていた。(笑) しかし、キャリアの警視正の孔泉のキャラクターが、面白い。 淡々としていて、人情味があり、腕力も余りないのに、料理の腕は、高い! ちょっと変わった登場人物であるが、好きなタイプである。(笑) これからの続編が、楽しみな感じである。
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田舎の警部交番にキャリアの警視が赴任してくるところから始まるお話。 警部交番というのは本書で初めて知りました。本書ではもともと所轄だったところが、地域の人口減少などで格下げされて交番となっています(建物は警察署のまま)。 資産家の女性が殺害される事件が軸となります。遺産相続、警察...
田舎の警部交番にキャリアの警視が赴任してくるところから始まるお話。 警部交番というのは本書で初めて知りました。本書ではもともと所轄だったところが、地域の人口減少などで格下げされて交番となっています(建物は警察署のまま)。 資産家の女性が殺害される事件が軸となります。遺産相続、警察官が絡む浮気、技能実習生と地元の軋轢など、ちょっと要素が多すぎて混線してる感じがしました。ちょっと毛色の変わった警察小説になってます。
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ん…いろんな事件がてんこ盛りで ノートに書きながら読んじゃいました。 ・キャリア警視正の赴任 ・地元名士の妻殺害 ・被疑者護送中の事故 ・警察官の不倫 そして嵐…
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元捜査一課の南優月は、被疑者の護送中に起こした事故が理由で「流刑」に。警察署が不要となり格下げされた過疎地の警部交番で禊の日々を過ごしていた。そんな辺境の地に突然、キャリア警視正が赴任する。時を同じくして地元の名士の妻が殺害されともに犯人を追うことに。謎が謎を呼ぶ捜査の行方は。矜...
元捜査一課の南優月は、被疑者の護送中に起こした事故が理由で「流刑」に。警察署が不要となり格下げされた過疎地の警部交番で禊の日々を過ごしていた。そんな辺境の地に突然、キャリア警視正が赴任する。時を同じくして地元の名士の妻が殺害されともに犯人を追うことに。謎が謎を呼ぶ捜査の行方は。矜持を見失った警察官の行く末は。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
盛り込みすぎでもったいない。 二つの事件を解決したことになるが、まだ残る事件もある。 巻末になんと黒川博行氏との対談が。 確かに黒川氏のアドバイスのように描いたらめちゃくちゃおもしろい続編ができそう。 警察官としての矜持が胸を打つ。
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舞台設定がおもしろい! いろんな要素が詰め込まれすぎて、終盤はちょっとごちゃごちゃしていた印象。
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2023.08.05 女性警察官の描写はとても良いです。人間、警察官、女性、こういった要素を全て併せ持つ存在として描かれてると思います。 謎解きも良いと思います。 しかし、地元の名士や警視正の人柄はわかりにくいというか、伝わりにくいというか。 その弱点はあるにしても読む価値はあり...
2023.08.05 女性警察官の描写はとても良いです。人間、警察官、女性、こういった要素を全て併せ持つ存在として描かれてると思います。 謎解きも良いと思います。 しかし、地元の名士や警視正の人柄はわかりにくいというか、伝わりにくいというか。 その弱点はあるにしても読む価値はあります。
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