クリストファー・ノーラン の商品レビュー

イアン・ネイサン(著者),阿部清美(訳者)

2024/08/27

クリストファーノーラン。
先人たちの文学、建築、歴史、映画、文化、科学、美術などに触れ影響されて彼なりに咀嚼し映画に落とし込んでいる。
彼が天才であることは間違いないが、天才は何も無から生まれないことを改めて知った。

映画の撮影秘話などは語られないが奥底の背景や思想や考えには触れることができる点面白い。

クリストファーノーラン作品は全て見てるので、これからも見ていきたいです。

2024/05/03

　出た当時（2023/7）は目にした覚えはなかったけど、『オッペンハイマー』が公開され（2024/3/29)て、話題になると書店で平積みされていたり、映画コーナーで目立つように置かれるようになり、読んでみた。

　本書も最新作『オッペンハイマー』までの網羅しているので、時宜を得た一冊と言えるかと。

　クリストファー・ノーランが、先人からどのように影響を受け、その思想や技術を吸収し咀嚼し、自分の作品に落とし込んでいるかを、やや冗長に語っている。

　決して『TENET』の謎解きや、撮影秘話が聞けるものではないが、ノーラン作品副読本として、一度は目にしておくとよいかもしれない。
　彼の発想と、作為の裏読みに、多少、寄与しそうだ。

2023/12/07

《ノーラン好きは必見》
彼の生い立ちに沿った映画紹介でトリックの概説や小話などもある。私は彼の映画が好きなので楽しめた。

2023/09/10

現在世界で最も新作や動向が注目される映画監督の1人であるクリストファー・ノーランの全作品を解説した一冊。一つひとつの作品のストーリー解釈よりも「時間を操る」という作家性を中心に据えた構成。CGに否定的なリアル志向やフィルム撮影へのこだわり等、ファンにはお馴染みの内容も少なくないが非常に丁寧にまとめられている。ノーラン入門本としても復習本としても最適。本書を片手に配信で映画を観るのも良いかもしれない（ノーランは映画館で観てほしいと言うだろうけどｗ）なお、この感想を書いている時点では最新作『オッペンハイマー』の日本公開は未定の状態。

2023/08/05

ノーランの映画が好きで、それを綺麗な写真と小話で振り返ることができる。繰り返し読みたい。
でも、やっぱり映画見たくなる