竹取工学物語 の商品レビュー
竹を構造力学や材料工学の視点から見た本です。 断面が丸くて細長い竹は材料としてみるとどんな特徴があるのか、とか、そういう竹が実際にどのような製品に使われているのか、などが語られます。生物学的な視点ではないので、何故そういう特徴を持つに至ったか、という話はありません。純粋に竹の構造...
竹を構造力学や材料工学の視点から見た本です。 断面が丸くて細長い竹は材料としてみるとどんな特徴があるのか、とか、そういう竹が実際にどのような製品に使われているのか、などが語られます。生物学的な視点ではないので、何故そういう特徴を持つに至ったか、という話はありません。純粋に竹の構造を解析していく話しですが、でも、こういう視点はちょっと珍しく、とても面白いです。 しかしなんでも研究している人がいるものですね。科学の世界は奥深い。
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以前どこかで中世の竹って素材として価値が高くて云々、みたいな話を見て素材としての竹に興味があって読んでみた。著者の先生は構造・材料力学がご専門だそうで、竹の構造の合理性とすごさがデータで示され、他の植物の構造の力学的な合理性にも話が展開していってとても面白かった。
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竹 樹木のテーパー構造に加え 中空構造 節 高さ方向に配列を制御 維管束 木質部より硬く、外側に多い 断面方向に配列を制御 先端が密 しなりによる応力抑制効果 シュロの枝 大きな葉を支えるため 折れにくい逆三角形 水分による膨圧 フナクイムシ →シールド工法 ...
竹 樹木のテーパー構造に加え 中空構造 節 高さ方向に配列を制御 維管束 木質部より硬く、外側に多い 断面方向に配列を制御 先端が密 しなりによる応力抑制効果 シュロの枝 大きな葉を支えるため 折れにくい逆三角形 水分による膨圧 フナクイムシ →シールド工法 木材に開けた穴に石灰質の幕を塗り付ける
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