認知症700万人時代 の商品レビュー
伯母たちや住んでいるマンションに認知症を抱えるご老人が増えたことで手に取った一冊。 写真やいろんな世代の当事者、家族に焦点が当てられ非常に分かりやすく問題提起されていると感じた。対立(若者と老人)を煽り、スポット的な施策を打つのではなく、多様な個性(認知症も個性の一つ手はないか?...
伯母たちや住んでいるマンションに認知症を抱えるご老人が増えたことで手に取った一冊。 写真やいろんな世代の当事者、家族に焦点が当てられ非常に分かりやすく問題提起されていると感じた。対立(若者と老人)を煽り、スポット的な施策を打つのではなく、多様な個性(認知症も個性の一つ手はないか?)を活かしながら、必要な給付を受け、生命を全うしたいと感じた。また「痴呆」というかつて使われた言葉が、未だに当事者や家族を呪縛のように縛っているんだなぁと感じた。身近な老人たちが「馬鹿になってる」「馬鹿になりたくない」など言うが人は生きていれば順番に年を取るもの。痴呆という言葉がなくなり、個性として当事者やその家族がSOSを出しやすい社会になればと謂う。
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