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還らざる聖域 の商品レビュー

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2024/10/17

樋口明雄さんの作品、初めて読みました。 実に面白い。突飛な発想だが、現実的であり ワクワクする作品。また、樋口さんの作品読みます。

Posted byブクログ

2024/09/16

202X年、北朝鮮の特殊作戦部隊が日本の屋久島に突如上陸し瞬時に全島を武力制圧した。 北朝鮮軍の思惑は?日本政府の対応は?米国、韓国はどう動く?島民は? 物語は非常にスピーディーに進みます。 章展開も短め、時系列も遡り無しで一気読み出来ます。 設定、展開に多少都合が良すぎる部分は...

202X年、北朝鮮の特殊作戦部隊が日本の屋久島に突如上陸し瞬時に全島を武力制圧した。 北朝鮮軍の思惑は?日本政府の対応は?米国、韓国はどう動く?島民は? 物語は非常にスピーディーに進みます。 章展開も短め、時系列も遡り無しで一気読み出来ます。 設定、展開に多少都合が良すぎる部分は目につきましたがそこはエンタメとして許容しましょう。 筆者は屋久島にかなり思い入れがあるのか、個人的には島の自然描写が少し多すぎるかなと思いましたが、概ね楽しめました。

Posted byブクログ

2024/05/07

久しぶりの一気読み。 ハン・ユリ大佐が魅力的。攻殻機動隊の草薙素子をイメージした。 神秘的な屋久島の山々や獣道を俊足で駆け抜ける描写は、物語の時代は異なるが、「嶽神伝」シリーズの山の者と重なった。

Posted byブクログ

2023/11/26

北朝鮮にクーデターが勃発し、難を逃れた政府軍が屋久島に上陸し全島武装制圧するという、近未来的冒険小説。 彼らは、キムジョンウンの解放と亡命を日本政府に要求する。日本を通じアメリカに圧力をかけるための戦略。 島民を虐殺し、警察署を爆破し、さらに核爆弾を爆発させると脅す北朝鮮軍。 山...

北朝鮮にクーデターが勃発し、難を逃れた政府軍が屋久島に上陸し全島武装制圧するという、近未来的冒険小説。 彼らは、キムジョンウンの解放と亡命を日本政府に要求する。日本を通じアメリカに圧力をかけるための戦略。 島民を虐殺し、警察署を爆破し、さらに核爆弾を爆発させると脅す北朝鮮軍。 山岳救助隊員の高津夕季と山岳ガイドの狩野哲也たちが、「奇跡はまた起きるさ・・・ここは神の島だからな」との思いを胸に、北朝鮮軍の精鋭たちを相手に、生き残りをかけて戦いを挑み、山野を駆け巡る。 しかし、この一連の事態には、その裏に国際的な謀略が。 政府内のスパイが浮かび上がり、それにアメリカCIAの関わりも。 終息に向かうなかでの総理大臣の述懐に、現在の日本の状況を浮かび上がらせる。 「それにしても徹頭徹尾、自分たちは蚊帳の外だった。・・・”裸の王様”と揶揄されるほど、見てくればかりの構築に腐心し続けてきた結果、今の日本政府は世界中のどの国からも信用されていない」 「アメリカという大国にとって日本は、田んぼの端のカカシのようなものだった。友好友好といいながらも、子供の頭をなでるように密かに冷笑されていただけのことだ。それをわかっていて、まやかしの親米路線を継承してきたのである」 これがそのままの現実ではないだろうが、納得できる部分もあるような。なんと哀しいことだろう。

Posted byブクログ