技術者のためのプレゼンテーション実践術 の商品レビュー
私はITエンジニアなのですが、個人的に登壇やLT(ライトニングトーク)をする機会が多く、改めて学び直したいと思い、読んでみました。 そこまで目新しい情報はありませんでしたが、改めてプレゼンはこうあるべきだなぁという点でいえば良本でした。 この本で筆者が一番伝えたいのは、見た目...
私はITエンジニアなのですが、個人的に登壇やLT(ライトニングトーク)をする機会が多く、改めて学び直したいと思い、読んでみました。 そこまで目新しい情報はありませんでしたが、改めてプレゼンはこうあるべきだなぁという点でいえば良本でした。 この本で筆者が一番伝えたいのは、見た目だけじゃなくて中身にもこだわれということだと思います。見栄えばかり気にして中身が伴ってないプレゼンをなんどもみてきたのでしょう。私はそういうプレゼンをみたことはあまりありませんが、言いたいことは的を得てます。 というわけでプレゼント目的(ゴール)を据えてそこを目指すにはどういうプレゼンをすればというのが、つらつらと書かれています。 ■よかったポイント ・プレゼンテーションにおいては、相手の感情に働きかけるということが必要 ・プレゼンテーション成功の3要素は「課題の合意」、「価値の合意」、「関係の合意」 ・技術プレゼンでは客観性や論理性が求められる ・プレゼンを構成する段階から、必要なこと、絶対に伝えたいことだけを伝えるということを意識をする ・技術価値の理解はイントロ(全体概要)で決まる ・イントロダクションの3要素は「問題意識」、「目的」、「ゴール」 ・具体化によって部分に入り込んでしまい、全体が見えなくなってしまう危険がある ・要約による再説明は、一種の補足説明となって理解を促進するとともに、聴講者が自分の理解の確認を行うことができる ・要約をさらに発展させて「小結論」を要所ごとに構成する ・ひとつのスライドで言いたいことはひとつに絞る ・スライドの文は5行以内を目指す。(Five line rule) ・スライドは3秒以内に伝わるものを目指す。(Three second rule) ・不安や緊張の原因 - 考えや言いたいことがまとまってない - どう話してよいかわからない - この内容でよいかわからない(間違ってるかもしれない) - プレゼンテーションに慣れてない - 何を不安を感じるか理解できてない ・上手に話そうとするのではなく、わかりやすく話す ・「つかみ」で掴む(「あるある型」や、「驚き型」を利用して掴む
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