オールライト 五行歌集 の商品レビュー
前作『だらしのないぬくもり』(2019・市井社)から引き継ぐ自分の弱さを表現で打ち出していく作風は健在だが、より強かさも得たような気がする。 自分の中でも価値観が変わったり育ったりしているようだ。 漂彦龍氏の跋文にもあるように大島氏の歌は、「否定しては肯定し、肯定しては否定...
前作『だらしのないぬくもり』(2019・市井社)から引き継ぐ自分の弱さを表現で打ち出していく作風は健在だが、より強かさも得たような気がする。 自分の中でも価値観が変わったり育ったりしているようだ。 漂彦龍氏の跋文にもあるように大島氏の歌は、「否定しては肯定し、肯定しては否定する」傾向がある。その狭間でゆらゆらするのが正直な自分なのだろう。まっすぐ正直に吐露する本音に、自分を重ねて見る読者も少なくないだろう。
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