AIの政治哲学 の商品レビュー
「技術」と「政治」という2つの領域を別個のものとみなす近代的な見方、中立性への幻想を批判対象として、その橋渡しをする技術哲学について概観する書。 タイトルにあるように「AI」という特定技術に焦点があてられているものの、その具体的な姿形が掘り下げられることは少ない。どちらかという...
「技術」と「政治」という2つの領域を別個のものとみなす近代的な見方、中立性への幻想を批判対象として、その橋渡しをする技術哲学について概観する書。 タイトルにあるように「AI」という特定技術に焦点があてられているものの、その具体的な姿形が掘り下げられることは少ない。どちらかというと、従来の権力のルールやバランスそれ自体を破壊しかねない、現代の政治哲学が直面するあらたな言説空間のありようを幅広く象徴するものとして「AI」の語が用いられているという具合に見える。
Posted by
とても面白かった。個人的には第6章のポストヒューマニズムとAI、AIの政治的立ち位置を絡めた議論がとても面白かった。
Posted by
- 1