倫理学 の商品レビュー
倫理学の外観を見通せる良書。 別に読んだメタ倫理学入門はこの一部(より詳細)。 倫理学の主なものは、功利主義、義務論、徳倫理学。 徳倫理学「幸福な状態=徳がある(性格/特性)=倫理的」が私的には一番しっくりくる。 ”行為は、もし有徳な行為者が当該状況にあるときなるであろう、有...
倫理学の外観を見通せる良書。 別に読んだメタ倫理学入門はこの一部(より詳細)。 倫理学の主なものは、功利主義、義務論、徳倫理学。 徳倫理学「幸福な状態=徳がある(性格/特性)=倫理的」が私的には一番しっくりくる。 ”行為は、もし有徳な行為者が当該状況にあるときなるであろう、有徳な人らしい行為であるとき、またその場合にある時に限り正しい(ハーストハウス)” ヒュームとスミスの道徳感情論。他人の感情を評価軸にするのがヒューム。他人が自分だったらどうかで自分の感情を評価軸にするのがスミス。 ケア倫理学。”弱さを持つのは人間の本性の一部であり克服するものではない。”ケアしケアされるネットワークのある社会を構想するというのは、そのビジョンに、非常に感銘をうけた。
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