世界の広告クリエイティブを読み解く の商品レビュー
ホフステードの6次元モデルという文化を、権力格差、集団主義/個人主義、女性性/男性性、不確実性の回避、短期志向/長期志向、人生の楽しみ方の6つの評価軸から評価比較する考え方を紹介した上で、 各国で評価された広告、マーケティングやバーガーキングの広告の違いなど、文化的な価値観の違い...
ホフステードの6次元モデルという文化を、権力格差、集団主義/個人主義、女性性/男性性、不確実性の回避、短期志向/長期志向、人生の楽しみ方の6つの評価軸から評価比較する考え方を紹介した上で、 各国で評価された広告、マーケティングやバーガーキングの広告の違いなど、文化的な価値観の違いが広告の受け取られ方にどのように影響しているかを解説する本になっている。 広告やマーケティング担当者向けの本ではあるのだけれど、 特に前半の文化を見るための6次元モデルはいろいろと役に立つように感じた。 日本と他国を比較するうえでもそうだし、時代を通して価値観が変化していることを評価軸をもって考えることができるのではないかと思う。
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ホフステード博士の提唱した6つの項目に分けて、世界のクリエイティブが紹介されている。 ○権力格差 ○集団主義、個人主義 ○女性性、男性性 ○不確実性の回避 ○短期志向、長期志向 ○人生の楽しみ方 フランスの広告は面白いなと思っていたけれど、そもそも知的でわかりにくいものが好ま...
ホフステード博士の提唱した6つの項目に分けて、世界のクリエイティブが紹介されている。 ○権力格差 ○集団主義、個人主義 ○女性性、男性性 ○不確実性の回避 ○短期志向、長期志向 ○人生の楽しみ方 フランスの広告は面白いなと思っていたけれど、そもそも知的でわかりにくいものが好まれるお国柄らしく、確かに日本では受けなさそう。 フランスの事例が多かったので、もう少しアジアやアフリカ圏の事例も見たかった。
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ホフステードの「6次元モデル」ってはじめて知りました。この本でも取り上げられているカンヌライオンズの受賞作品で、なぜこの広告が表彰されているんだろう?なぜこの作品がスクリーニングでめちゃ受けているんだろう?という理解出来ないことがあると、まあ文化が違うんだろう、ということで済ませ...
ホフステードの「6次元モデル」ってはじめて知りました。この本でも取り上げられているカンヌライオンズの受賞作品で、なぜこの広告が表彰されているんだろう?なぜこの作品がスクリーニングでめちゃ受けているんだろう?という理解出来ないことがあると、まあ文化が違うんだろう、ということで済ませてきました。でも、その文化はどう違うのか?を権力格差、集団主義/個人主義、女性性/男性性、不確実性の回避、短期志向/長期志向、人生の楽しみ方、という6つの軸にゆってさらに詳細に分析していく手法です。広告賞で評価された広告作品のデコンストラクションなので、そのどれもがなるほどな、という納得感があります。しかし、デジタル時代、すべてのクリエイティブが国境を越える時、ローカル・カルチャーを考慮した広告を現地現地で作っていく、ということはなかなか難しくなっていうみたいな予感もしています。でも、逆にそれぞれの国のカルチャー傾向に合わせたインサイト開発とマーケティング施策プライングは広告業界の絶対守らなくてはならない領域になるのかも。さらにそれをAIで開発したり、チューニングする時代はすぐそこに来ている気もします。またZ世代、α世代という語られかたで国の文化の違いのみならず、世代の文化の違いも大きなテーマになっています。この本棚にも入っている「炎上CMでよみとくジェンダー論」とか読むとホフステード6次元モデルを世代でやってみる、ということが必要なのかもしれませんね。
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国によって違う広告の表現や、各国の風習をホフテード博士の6次元モデルで説く。それぞれの国の人たち、広告を思い浮かべながら読むと、なるほどとうなずける部分が多い。カンヌの事例や、バーガーキングの広告の各国比較など事例も豊富なので、わかりやすい。本書にも書いてあるが、それぞれの広告を...
国によって違う広告の表現や、各国の風習をホフテード博士の6次元モデルで説く。それぞれの国の人たち、広告を思い浮かべながら読むと、なるほどとうなずける部分が多い。カンヌの事例や、バーガーキングの広告の各国比較など事例も豊富なので、わかりやすい。本書にも書いてあるが、それぞれの広告をYouTubeで見てから読むと納得感が増す。
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