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異能機関(下) の商品レビュー

4.3

26件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    12

  3. 3つ

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2024/01/14

面白かった!!下巻、訳文章にも慣れてきて加速したわ。 ティムがチェスのピースナイトとして配置されてた、ちゅうのもシャイニングなんかもしれんが、そこのところもそっとなんか欲しかったかも。まあ、さらになんかあったらあと2巻ぐらい増えそうではあるが(笑)。結局”インスティテューション”...

面白かった!!下巻、訳文章にも慣れてきて加速したわ。 ティムがチェスのピースナイトとして配置されてた、ちゅうのもシャイニングなんかもしれんが、そこのところもそっとなんか欲しかったかも。まあ、さらになんかあったらあと2巻ぐらい増えそうではあるが(笑)。結局”インスティテューション”がなんなんか、どこが元締めなんかぬるっとしてはいて、ラストがモヤっとはするが、そうそう、これよね、このラストよね、とも思った。久々の普通のSFというか伝奇もの。 ルークにはアベンジャーになってほしい(笑)  設定の中で、”異能”の子供を探すのに、BDNF、脳由来神経栄養因子の数値を使うというような話がでてくるんだが、まさに、うちのファミリーでBDNFの研究しているのが居るのでちょっとウケた。タイムリーやったわ。 というわけで、 酒粕や酒麹でシャイニング、 異能/超能力は育成できるのか?!?! (できません) しかし、あま酒を 飲んでみようと思います (だから只健康になるだけですって) 超能力に憧れるわ (厨二か!)

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2023/12/05

エグいテンポにはもうキングとしか言いようがない。この疾走感。序盤のゆっくりな展開から、流れるようなテンポ。最後は少し冗長かなと思ったけど、あれもひとつのメッセージとして含んでいるのがよかった。もっとこんな作品を書いてほしいー

Posted byブクログ

2023/12/02

わかってるんだよ。全てがまるくは収まらないし、全てハッピーエンドって訳にもいかない、それがキングの作品だって。とはいえやっぱり哀しみは深いし喪失感は拭えない。モヤモヤも残る。ひと夏の冒険にしては壮絶すぎる生死をかけた戦いなのに、スタンドバイミーを彷彿とさせるキラキラ感を纏っていた...

わかってるんだよ。全てがまるくは収まらないし、全てハッピーエンドって訳にもいかない、それがキングの作品だって。とはいえやっぱり哀しみは深いし喪失感は拭えない。モヤモヤも残る。ひと夏の冒険にしては壮絶すぎる生死をかけた戦いなのに、スタンドバイミーを彷彿とさせるキラキラ感を纏っていたり、あるいは夏の思い出で終わらせてしまいそうですらあるエンディング。それが僅かな希望なのか、絶望なのか、それすらわからなくなるようで、わたしは一体正義の大人でありえるのか?と問われているようで怖くもある。たとえ、散ろうとも戦う道を選んだ子供たちの純粋さと強さに敬意と精一杯の愛を。

Posted byブクログ

2023/11/06

研究所の部屋係のモーリーン・アルヴォースンはバスルームのシャワーヘッドを使って首を吊っていた。そして、彼女が壁に書き残したメッセージ「地獄が待っている。あとからおまえが来るのを待っているぞ。」があった。そしてそのとおり、ミセス・シグスビー達に地獄が迫っていた。下巻はハラハラドキド...

研究所の部屋係のモーリーン・アルヴォースンはバスルームのシャワーヘッドを使って首を吊っていた。そして、彼女が壁に書き残したメッセージ「地獄が待っている。あとからおまえが来るのを待っているぞ。」があった。そしてそのとおり、ミセス・シグスビー達に地獄が迫っていた。下巻はハラハラドキドキだ。ルーク・エリス達の進行とミセス・シグスビー達の進行が交互に綴られ、それに進行時間にも追われてひやひやしたものだ。とても面白かった。

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2023/11/05

二段組の上下巻を読むのは久し振り。ボリューム感。でも、さすがキング 。ありありと情景の浮かぶ細かい描写が全然煩くない。テンポが良くて、先も気になるからどんどん読める。 何のために子どもたちが連れ去られているのか。子どもたちに何が起こっているのか。子どもたちは救われるのか。 気に...

二段組の上下巻を読むのは久し振り。ボリューム感。でも、さすがキング 。ありありと情景の浮かぶ細かい描写が全然煩くない。テンポが良くて、先も気になるからどんどん読める。 何のために子どもたちが連れ去られているのか。子どもたちに何が起こっているのか。子どもたちは救われるのか。 気になって気になって、なかなか本を置くことができなかったので、連休でほんと良かった。 こうなってくると、またボリュームのあるものを読みたくなってくる…。

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2023/09/18

原題は「the institute」 研究所というタイトル通り、巨大な組織の末端に過ぎない、メイン州の山奥の研究所が舞台の、少年少女の冒険劇。 下巻は、襲撃し襲撃される大人たちの戦いもあり、いやこれ、ラストどこまで書くんだろうと不安になるほど壮大な背景世界もあったりして、飽きさ...

原題は「the institute」 研究所というタイトル通り、巨大な組織の末端に過ぎない、メイン州の山奥の研究所が舞台の、少年少女の冒険劇。 下巻は、襲撃し襲撃される大人たちの戦いもあり、いやこれ、ラストどこまで書くんだろうと不安になるほど壮大な背景世界もあったりして、飽きさせない。 結末は予想外の落ち着いた閉じ方。 初めてキングの小説を読んだけど、やっぱり映像化と相性のいいんだろうな、と思った。 簡潔かつスピーディな描写力と、ファンタジックな展開、魅力的なキャラクター造形は、一級エンタメ作家たるゆえん。 別の作品も読んでみたい。もちっと安価なものであればなおいい。

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2023/09/11
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後半になって一気にスピードアップ。 ルークと研究所の仲間たちの場面が交互に描かれ、なかなかスリリング。 ただ犠牲者が多すぎるのがちょっと残念。 全体的には面白かった。

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2023/09/07

上巻で研究所を脱出したルークがやっとティムと交わった。追う方と追われる方が交互に書かれて、緊迫感が半端なく、祈る思いで読んだ。 キングは悪人がとんでもなく悪い奴として描いてるので善悪の対比も面白い。超能力者の表現も違和感なく作品にのめり込めた。

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2023/08/31
  • ネタバレ

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面白かった。夢中で読んだ。 ルークが逃げてティムと合流するの熱すぎる。追っ手にはすぐバレちゃうけど、そうじゃないと銃撃戦起こせないしな。 南部の恐ろしさ面白い。なるほどね。 人があっさり死ぬのはルークの両親からきつかったけど、警察署のみんなも亡くなったの悲しい。でも面白い。 そして、舌っ足らずの男と予知能力。ここらへんはマイノリティリポートのような。まあ未来予知につきものだけど、暗殺の対象がどのように選定されていたのか面白い。というか、ルークの天才さよりノーマルレベルの超能力のほうを欲するというのが破綻してると思うんだよな。いくら天才さより希少な可能性とはいえ。 キングがあとがきで書いてた友人とのエピソード面白かった。亡くなったの残念。 異能機関自体は作中で出てこない名称なので、別の名前が良かったのではと思うけど、難しいな。 連続ドラマでみたい。もっとみんなの背景が見たい。

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2023/10/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

下巻読んで思ったのは上巻は起承転結で言うと起と承の半ばくらいで、下巻はそれ以降がドドドとジェットコースターのように展開するのでページ捲るのが止められなかったという事です。 逃避行の末の二人の主人公の邂逅、〈研究所〉からの追手の襲撃、その裏で起こる〈研究所〉での子供達による反乱といった数々の出来事がキングの筆致で描かれるし、さらに過去作品のキーワードもチラチラと差し入れたりしてファンとしてニヤニヤも止まりませんでした。 ほぼ同じ時間での逃げる側と追う側の話を交互に並べる事、一つの出来事を複数の視点で描写する手法を何度も使って緊迫感や臨場感を煽るの本当に上手いなと思ったり、〈研究所〉の大人が子供を人間として見ない様の悍ましさや、後半の子供同志の友情から生まれる祈りの気持ちの結末がなんとも切なかったり(エイヴァスター!)と、読んでいて感情が様々な方向に揺さぶられました。 自分は今作をキング復帰作として久々に読ませてもらいました。 ファンには勿論ですが、登場人物も少ない方ですし、ストーリーもなかなか起伏に富んでキング入門作としても良いかなと思います。 名前は聞いた事あるけど、という方はこの機会に是非。

Posted byブクログ