小説家と夜の境界 の商品レビュー
O氏…。 どこまでフィクションとかはあれだけども、こういうものも書くようになってたんだな…。 時代を趨勢を感じる…。
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冒頭3章はグロめ。作品を生み出すことへの並々ならぬ執着や執念を描いている。時には呪いのようでもあり、幸とも不幸とも取れる。登場人物達の心情が気持ち悪くもあり、でもわかる部分も少しありつつ…。 書くためにはあらゆる物を捨て、形振りなど構ってはいられない。そんな気持ちをルーペで拡大して、まとめたような一冊。 しかし昔の黒さはやはり健在なのだと思わされる仕上がり。山白朝子先生の作品はいずれも好きだけれど、今回は特にバラエティに富んでいた印象。 個人的には後半4章が好きだった。小説の怪人は主人公自身が事件に巻き込まれていくところが面白かったし、脳内アクターは消滅させたタルパの影響が気になる終わり方。精神感応小説家は不思議な設定だけど王道的な心温まる優しい話で好きだ。世にも奇妙な〜的な良さでとても好きな一冊でした。
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小説家にまつわる、不思議な話。 これ、どこまでが実体験なのか、どの小説家がモデルなのか、想像しながら読むの楽しかった。 どれもこれもありえなくはないな、と。 さすがに集落まではできないだろうけど、小規模ではできそう… 乙一の別名義。 安定して面白くのめり込める。 むしろ山白朝子名義の作品が一番好みかも。
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さすが。 気持ち悪いけど面白い。 最後の話はもうひとひねりあるかな?と思ったけど、ふつうにいい話で終わったね。
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小説家にまつわる不思議な短編集。 中でも小説の怪人、ある編集者の偏執的な恋、 精神感応小説家が好き。 恐怖やゾクッとするオチ、不思議な世界観を 持ってる山白(乙一名義作品も)先生好き
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山白さんは怪談のイメージなので今回はちょっと雰囲気違うかも。ここまででなくても変わり者がたくさんいらっしゃるのでしょうね。
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変人小説家たちの七つの不思議なお話 山白朝子さんらしいゾクッと感もあり、満足な一冊です 七人ともかなりの変人で、特殊な方法で執筆する。 読んでいるとつい 「ヘェ~作家さんってこんなふうに物語を生み出すんだ」と思ってしまうが(思わない!?)、いやいやこの七人は変人ですから! あ...
変人小説家たちの七つの不思議なお話 山白朝子さんらしいゾクッと感もあり、満足な一冊です 七人ともかなりの変人で、特殊な方法で執筆する。 読んでいるとつい 「ヘェ~作家さんってこんなふうに物語を生み出すんだ」と思ってしまうが(思わない!?)、いやいやこの七人は変人ですから! あ、【ある編集者の偏執的な恋】だけは、編集者が変人と言うべきかな。 私が好きなのは…… 【小説家、逃げた】 筆が異様に速い覆面作家で、その執筆する様子! ラストが良い 【脳内アクター】 R先生の頭の中には劇団がある。 脳内の劇団員が様々なキャラクターを演じるのだ。 最後は背筋がゾクッ 【精神感応小説家】 なんだかとても良いお話。 悲しさと怖さの感じさせ方が、さすが。 「出版社のパーティ」というのに潜入してみたい( ˊᵕˋ )
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奇妙な小説家たちのお話し。 7篇の短編集。 久し振りの乙一さん、いや、山白朝子さんを堪能。 ●墓場の小説家 イメージを膨らませるために彼は。 ●小説家、逃げた ラストの切れ味が秀逸。ニヤリ。 ●キ ゾワゾワ&少々グロ。 ●小説の怪人 合理的で悪くない執筆方法ではある...
奇妙な小説家たちのお話し。 7篇の短編集。 久し振りの乙一さん、いや、山白朝子さんを堪能。 ●墓場の小説家 イメージを膨らませるために彼は。 ●小説家、逃げた ラストの切れ味が秀逸。ニヤリ。 ●キ ゾワゾワ&少々グロ。 ●小説の怪人 合理的で悪くない執筆方法ではある。 ●脳内シアター 少しせつない。 ●ある編集者の偏執的な恋 手が込みすぎ。無茶です。 ●精神感応小説家 ベトナム青年奮闘す。 どれもおもしろかった。読みやすい。 しかし際立った作品はなかったように感じた。 一塁打、二塁打はあるものの三塁打やホームランはない。 それでも7篇すべてをヒット以上に仕上げる力量はさすがだと思います。 読んで損なし! 中でもどうしても1篇選ぶなら「キ」かなぁ? 後味は悪いけど。 精神を矯正されてしまった作家の歪み。書くためにとったその方法は……。 その後に、いつか必ず起こるであろう悲劇を想起してしまう恐ろしさ。 正しさを疑わずに集団で行う暴力なんて反吐がでる。 さあ、図書館本の消化が終わったから、いよいよ京極さんの新作「鵺の碑」にいこうかなっと♪
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あまりにもゾッとする描写があり、一度本を閉じてしまう…。こんなの初めてです。 ひとつひとつが濃い短編集。思いがけない展開に、思わず声が出てしまう。面白かった!
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小説家には変人が多い。 こ〜んな出だしから始まる7人の変人小説家達のお話。 「私」が告発する世にも不思議な小説家の世界。 どうやって作品が生まれるのか、小説家の執筆にまつわる7つの短編集♪ 作家さんてすごいな〜。 なんでこんな構想練れるんだろう?ってよく感じたりする。 ずっと...
小説家には変人が多い。 こ〜んな出だしから始まる7人の変人小説家達のお話。 「私」が告発する世にも不思議な小説家の世界。 どうやって作品が生まれるのか、小説家の執筆にまつわる7つの短編集♪ 作家さんてすごいな〜。 なんでこんな構想練れるんだろう?ってよく感じたりする。 ずっと小説を生み続けるってほんとに大変な事だよな〜って思う。 なのでこれはフィクションだけど、実はちゃんとモデルもいるほんとの話なんだよと言われても全然不思議じゃないかも、、笑 山白朝子さん名義だけど、そこまで奇妙な感じや怖さはなくてソフトだったかな?? でも7話とも面白かった〜! 個人的には「小説家、逃げた」と「脳内アクター」が特に好きでした\♡︎/
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