3つのステップで成功させるデータビジネス 「データで稼げる」新規事業をつくる の商品レビュー
2024年10月24日読了。データを集め分析し、顧客にサブスクサービスを提供するような「データビジネス」の現状、よくある失敗ケース(見るからにありそう!なケースばかり)と成功に向けたステップなどを解説する本。いや失敗ケースの話が一番面白い、そもそも意味のあるデータが集まらない・マ...
2024年10月24日読了。データを集め分析し、顧客にサブスクサービスを提供するような「データビジネス」の現状、よくある失敗ケース(見るからにありそう!なケースばかり)と成功に向けたステップなどを解説する本。いや失敗ケースの話が一番面白い、そもそも意味のあるデータが集まらない・マネタイズできない・競合にまねされる・事業がスケールしない、など見ると「データビジネスなんてやるもんじゃないな、本業に集中するのがいいのかもな」と思ってしまう。練られた事業計画・長期にわたる投資予算・社長による強いコミット・マネジメントできる人材がいても、それでもうまくいくかどうかは全然わからん、かといって何もしないと成長の機会は訪れない…と。データビジネスは進むも退くも地獄だなあ…。
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データビジネスの難しさが伝わってきた。 まずは社内で有効活用を目指して利用することが事例としても良い経験となるかもしれない。
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データ活用した事業を検討するにあたり参考読書。 メモ ・データビジネスの三段階 既存サービスの新機能、サービス追加 データを用いた他事業者サービスのクロスセル データを用いた新規事業の展開 ・ストック型ビジネスの構造 利用者データを活かしたアップセルやクロスセルがあって初めて期待した収益があがる これが競合企業へのユーザー離反を防ぎ、コスト低減、利益率上昇につながる ・一段階 新機能サービス追加例 会計ソフトに財務データ活用した経営アドバイス機能追加 EC運用ツールに販売データ活用したレコメンド機能追加 名刺管理ツールに名刺交換データ活用した社内ナレッジ可視化機能追加 ・二段階 他事業者サービスのクロスセル例 調達購買システムデータ活用しscmコンサル紹介サービス展開 crmデータ活用し、他社maツールの仕入れ販売を実施 →ニーズ、タイミング、提案内容に資するデータがあるか ・三段階 データを用いた新規事業展開例 個人情報を用いた信用スコアレンディング事業 経費精算データを用いた経理業務BPO事業 →大きな先行投資と不確実性高いリターン ・自社保有データの棚卸し 保有データとそこからのインサイトは何か 一方で事業は展開したいものからの逆算で考えるべき ・データが活かせる主なパターン 情報の非対称性の解消 合理的でない、根拠ない手段により発生する無駄の削減 既存手段よりもデータを活用した手段によるコスパの改善 きめ細やかな個別対応実現による最適化 アクション頻度を高めることによる機会損失削減 ・無駄の種類 事前の準備、実施中の無駄な検討、事後の無駄在庫 ・コスパ改善は同じパフォーマンスでのコスト削減、コストは同じでパフォーマンスを上げる方向も ・データビジネスのビジネスモデルパターン マッチング型 ksf 需給の両面プール数 販促広告型 ksf 販促出面の量 BPO型 ksf 業務量 サービサー型 ksf 顧客数 ・異業種参入ハードル低下の背景 テクノロジの民主化 市場取引コストの低下
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データビジネスの立ち上げから運営やスケーリングまで体系的にまとめてある データビジネスに特化した本はなかなかないし、内容も充実していてよかった データビジネスに手を出すにはかなりのハードルがあり、覚悟が必要ということがよく理解出来た
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