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知っておきたい!ベトナムごはんの常識 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2023/12/24

絵本のつもりで軽い気持ちで借りてきたが、思った以上に新たな知識が多い本でした。同シリーズ「インド」と違って、イラストの雰囲気も好き。 ・ベトナムは1884-1954年フランスの植民地だった。その影響でフランス文化が多くみられる。牛肉を食べる文化も植民地化で広まった。名物牛肉スープ...

絵本のつもりで軽い気持ちで借りてきたが、思った以上に新たな知識が多い本でした。同シリーズ「インド」と違って、イラストの雰囲気も好き。 ・ベトナムは1884-1954年フランスの植民地だった。その影響でフランス文化が多くみられる。牛肉を食べる文化も植民地化で広まった。名物牛肉スープ麺フォーは、フランスのポトフ(Pot鍋-au-feu火)が由来。 (例:ハム 仏ジャンボン越ザンボン ビスケット 仏ビスキュイ越ビックイ) ・バインミーはパンのケーキという意味。 ・コメの呼び名が3種ある。ごはん・おこめの日本と似ている。 ルア(稲穂の米)ガオ(炊く前の米)コム(炊き上がった米) ・ブラジルに次ぐ世界第二のコーヒー豆産地 ・ベトナムで牛と言えば水牛。農耕に欠かせない貴重な財産であり、その購入は家の購入や結婚式と同じほどのライフイベントに相当する。そのため、生きた水牛を食肉にするため殺すことはない。大きな節目か、もしくは死んだあとの水牛の肉を食す。 ・サイゴン・シナモンは世界で最も味と香りが強いシナモン品種の1つとされている。確かにベトナム北部の産物だがサイゴン名物ではない。 ・ベトナム北部の料理は味がマイルドで魚料理が主体。南部は土地が肥沃で、より風味に飛んだ砂糖やココナツを使った西洋でベトナム料理と知られるベーシックな物が出る。中部は隣国カンボジアと、グエン王朝の首都があった(1802-1945)古都フエの影響を受け、宮廷料理がある土地。 ・生春巻きは英語圏ではサマーロールと呼ばれる。香港やシンガポールではベトナミーズロールと呼ばれる。 ・テト(旧正月)が全てのベトナム人の誕生日。新年も誰もが1つ歳を取る。西洋のように個人の誕生日を祝う事はあまりない。 ・緑色のスイーツにほぼ皆勤賞するパンダンリーフ ・ベトナム風ローストダック、ヴィット・クワァイは名物だが正月に食べることは禁じられている。ベトナムではイカ(墨が黒いから)エビ(後ろ向きに泳ぐから)アヒル(頭が悪いから)は正月に食べることを避けるべきとされている。 ・リュウガン(ニャン)ライチの仲間。殻を剝くと目玉のように見えるため龍の眼とされた。

Posted byブクログ

2023/12/23

美味しそうなイラストが散りばめられた、絵本のような ベトナムごはんの本。習慣や文化、レシピなどが満載。 ・ベトナム料理  ・屋外での食事  ・郷土料理 ・お祝い料理  ・スイーツとドリンク 索引有り。 ベトナムごはんを召し上がれ。 北部・中部・南部の郷土料理。あちこちにある屋台...

美味しそうなイラストが散りばめられた、絵本のような ベトナムごはんの本。習慣や文化、レシピなどが満載。 ・ベトナム料理  ・屋外での食事  ・郷土料理 ・お祝い料理  ・スイーツとドリンク 索引有り。 ベトナムごはんを召し上がれ。 北部・中部・南部の郷土料理。あちこちにある屋台。 味付けは、中国とフランスに影響を受けた、食の歴史。 様々な食材、その陰と陽、五行思想、食事での習慣など。 ベトナムでの食文化や食への思い等の知識も、栄養として摂取。 更にレシピもあり、美味しそうなイラストが誘ってくれる。 台所や屋台、食事の様子も、食への関心を誘ってくれる。 近所のベトナム料理屋さんでメニューをじっくりと 眺めてみようかな。今までとは違う食の発見があるかも。

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2023/10/03

料理、というより料理をして食べるという一連の過程、「ご飯」って文化だなあ、と思う。異国について知りたかったら、まずはその国のひとと、その国のご飯を食べるのが一番ではなかろうか。食材はお国柄や気候によって千差万別だろうし、どこでどうやって料理するのか、どう味付けをするのか、どう並べ...

料理、というより料理をして食べるという一連の過程、「ご飯」って文化だなあ、と思う。異国について知りたかったら、まずはその国のひとと、その国のご飯を食べるのが一番ではなかろうか。食材はお国柄や気候によって千差万別だろうし、どこでどうやって料理するのか、どう味付けをするのか、どう並べて、どうやって食べるのか、その国の「普通」がどういうものか、知ることができる。 イラストと短い文章で綴る「文化」としてのベトナムご飯。面白かった。生春巻きが食べたくなった。

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2023/09/12

 図書館の新着コーナーで手に取った。  カラフルで可愛らしいイラストと端的でわかりやすいコメント、自然とページをめくるのが楽しい本に仕上がっている。  ベトナムも近代化が進むと女性の役割も変化して家庭料理のあり様もかわってくるのだろうな。このように比較的若い(?)人たちが文化を発...

 図書館の新着コーナーで手に取った。  カラフルで可愛らしいイラストと端的でわかりやすいコメント、自然とページをめくるのが楽しい本に仕上がっている。  ベトナムも近代化が進むと女性の役割も変化して家庭料理のあり様もかわってくるのだろうな。このように比較的若い(?)人たちが文化を発信するというのは大切なことだ。そんなほっこりした気分になる一冊だ。

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2023/09/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

箸を使わない国の人向けのものの翻訳だからいろいろ丁寧。おかげさまでちょっと当たり前っぽいところから入れてよい。

Posted byブクログ